内容説明
思春期を迎え、親の言うことをきく「いい子」だったわが子が急に反抗的になると、親はどう接すればいいのか途方にくれることになります。傷害事件として問題が露呈することもあれば、一歩手前のグレーゾーンで悩んでいる子も多いのです。本書は、子どもが発する多種多様で難解なサインを受け止め、それをよりよい親子関係作りのチャンスに変える方法をプロの臨床心理士が教えます。
目次
第1章 大人の心は黒い色―大人のこと・親のことを子どもはどう感じているか?
第2章 子ども社会の秘密―子どもには、子ども独自の社会がある
第3章 学校と子ども―大人には見えにくい問題行動の実態
第4章 さまざまな「役割」を選ぶ子どもたち―子どもが抱え込む家族の問題
第5章 「勉強」が生む親子のすれ違い―子どもの幸せを願う気持ちが、子どもを追いつめている
第6章 子どもには「もう一人の自分」がいる―「仮の自分」と「本当の自分」
第7章 凄腕カウンセラーからのメッセージ
第8章 母と子の絆
著者等紹介
長谷川博一[ハセガワヒロカズ]
1959年愛知県生まれ。東洋学院大学人間関係学部心理学科・大学院人間関係学研究科臨床心理学専攻教授。東海学院大学大学院附属心理臨床センターセンター長。臨床心理士。専門分野は心理療法、虐待、青少年問題、犯罪心理、人格障害。親の立場から虐待問題にアプローチする「親子連鎖を断つ会」などを主宰。不登校児童へのメンタルフレンド派遣、数々の事件の心理鑑定も手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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