内容説明
治癒率なんと99%!「神の手を持つ男」と呼ばれ世界中で活躍する福島医師が語った脳外科医の生き方・考え方。一度見たらすぐに手術が再現できた研修医時代の話から、教授への夢破れて渡米を決意したときの心境、そして実力を発揮した海外での執刀など、医療への熱き思いを自らの半生を振り返りつつ存分に語り尽くす。日本医療の問題にも鋭くメスを入れたサムライ医師・真実のドキュメンタリー。
目次
第1章 ウルトラC難度の手術に挑む!!(ある日の手術室の光景;血一滴は金一グラム ほか)
第2章 医者になった元悪ガキ(勉強嫌いの悪ガキだった;ぴしっと筋が通って清廉潔白な父親 ほか)
第3章 脳の病気・上手な医師の見分け方(手術を受けるときは医師の手術経験を確かめる;出血の多い手術をする医師は要注意!! ほか)
第4章 日本の医療制度への提言(一人の教授が権力を握る医局制は廃止すべき;教授選考のおかしな基準 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みー
2
テレビで取り上げられていたため存在を知る。存在を知らなかったことを恥じた。福島先生、超人然としており間違いなく天才であろう。自分も医療界の末端だが、この人の足元にたどり着くことも許されない気がする。学生のうちはまだ読書に遊んでいようか。2015/07/05
まいける
1
いろいろな分野で神の手を持つ、と形容される方も多いなか、この人は正真正銘のゴッドハンドですね。2008/06/20
うたまる
0
ゴッドハンドの異名をとる脳外科医福島孝徳への聞き書き。残念なのは、本人のみへのインタビューがベースとなっているため、周囲の評価とのクロスチェックができず、言った者勝ち状態になってしまっている点。せっかくリアル神の手ドクターについて出版するなら、もう少し周辺取材し深みのある本に仕上げて欲しかった。また日本医療への提言も粗雑で、「すべてを患者さんのために」と謳いながら医療破産が頻発しているアメリカ医療を見習えと言うのはどういう意図なのか、もっと丁寧な説明が必要だったと思う。素材は最高級品だが料理が下手すぎる。2020/02/02