内容説明
歴史を現代的な見地から読み直し、ビジネス社会を生きるヒントを提示する作家・童門冬二。一方、講演などで全国を遊説する著者は、大の旅好きでもある。日本各地を「無尽蔵の鉱脈」にたとえ、その魅力を探りつづける歴史作家ならではの視点で、東北から九州まで、各地の歴史・風土の息吹に触れながら、先人の歩みに思いを馳せる。人生という「自分」発掘の旅の道標となる一冊。
目次
津軽人の魂のふるさと―青森県弘前市
噛めば噛むほどアジが出る町―青森県鰺ヶ沢町
信長の愛弟子が基礎をつくった―福島県会津若松市
雪と寺の小京都にたたずんで―長野県飯山市
まったくの孤独を楽しむ―静岡県富士宮市
戦国時代から平和志向の町―福井県大野市
新撰組の「夢のあと」を歩く―京都府京都市
悲惨な落城からの「再生」―兵庫県三木市
自由人たちが集まって、町が生まれた―岡山県津山市
雪舟もいた、鬼もいた―岡山県総社市
目をみはる“門司港レトロ”―福岡県北九州市
古代がそのまま眠る町―福岡県八女市
人を吸い寄せるパワー―熊本県八代市
著者等紹介
童門冬二[ドウモンフユジ]
本名、太田久行。1927(昭和2)年、東京生まれ。東京都立大学事務長、東京都広報室長・企画調整局長・政策室長などを歴任。79(昭和54)年、美濃部亮吉東京都知事の退任とともに都庁を去り、作家活動に専念する。都庁在職中の経験をもとに、人間管理と組織運営の要諦や勘所を歴史と重ね合わせた作品で、小説・ノンフィクションの分野に新境地を拓く。『暗い川が手を叩く』で第43回芥川賞候補。99(平成11)年春、勲三等瑞宝章を受章。日本文芸家協会会員、日本推理作家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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