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PHP文庫
子どもに「日本語力」をつける本―何を教えるか、どう教えるか

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  • サイズ 文庫判/ページ数 228p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569668253
  • NDC分類 375.8
  • Cコード C0195

出版社内容情報

小論文こそ学力低下を防ぐ道と説く実践教育書。

教育の原点は国語教育にあり! 学力低下を招いたのは国語力の低下にほかならない。「国語力アップの鍵は小論文」と説く教育再生の書。

いま、日本の小学生、中学生、高校生の学力低下が、大きな社会問題になっている。詰め込み主義の教育が非難され、ゆとりを持った教育が必要といわれて始まった「ゆとり教育」が、今度は学力低下の元凶だと指摘されている。よかれと思ってはじめた教育施策が、いまや批判の槍玉に挙げられる皮肉な結果を招いている。

▼本書の著者も、現在の学力低下を招いた原因は「ゆとり教育」であるという立場をとっている。だからといって、今後、対処療法的に数学の時間を増やしたりすればよいというのではない。著者が主張しているのは、「モノを考え、表現し、

●第一章 間違いだらけの「ゆとり教育」 
●第二章 国語教育の惨憺(さんたん) 
●第三章 国語・現代文の試験を廃止すべし 
●第四章 好ましい小論文試験のために 
●第五章 子どもに「日本語力」をつけるために

内容説明

1980年代以降推進された「ゆとり教育」が、「学力低下」を招いた主要かつ直接的な原因であるという議論がかまびすしい。とくに、モノを考え、表現し、伝える基本的能力である国語力の低下は、この国の衰退を決定づけるといってもよい。本書は、どうすれば将来の日本を担う子どもたちの「日本語力」を向上させられるのか、その方途・方策を説いた教育再生の提言書である。

目次

第1章 間違いだらけの「ゆとり教育」(ある学芸会;「ゆとり教育」の理念 ほか)
第2章 国語教育の惨憺(国語力こそ学力の基本;現在の国語の試験 ほか)
第3章 国語・現代文の試験を廃止すべし(現代文試験に代わるもの;小論文試験こそ、「ゆとり教育」の理念を実現する ほか)
第4章 好ましい小論文試験のために(できそこないの小論文問題;良い問題 ほか)
第5章 子どもに「日本語力」をつけるために(文章力が求められる時代;作文はエンターテインメントである ほか)

著者等紹介

樋口裕一[ヒグチユウイチ]
1951年、大分県生まれ。京都産業大学客員教授。作文・小論文専門の通信添削塾「白藍塾」塾長。アフリカ、フランス文学翻訳家でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あーさ

0
小論文を推す内容。もっともな意見だが、実際に入試に導入するとなかなか大変な科目である。特に採点が。2015/04/10

やまちゃん0

0
小論文は、与えられた課題文や資料から自ら問題を見いだし、知識を総動員してさまざま角度から分析し、自分の意見を答えるものだから、小論文を取り入れると、「ゆとり教育」が実現しようとしてできなかった、自主性や個性、問題発見力、論理性を養うことができる。では、なぜいま「ゆとり教育」の理念が必要か。鎖国が終わったばかりの日本にとっては、知識の習得(古い教育方針)が必要だったが、今は、その知識を応用して優れた技術や文化を生み出しているので、受け入れるだけではなく、どんどん発信していく必要があるから。2011/08/19

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