出版社内容情報
組織を束ね、動かすための「感情表現」講座!
論理だけで説得せずに、「感情」をいかに載せるか――人の心を束ね、組織をまとめる上での「感情表現」スキルを解説した画期的入門書。
同じことを言われても、あの人なら喜んで受け入れられるのに、あの人に言われるとどうしても反発を感じてしまう。そんな経験は、誰にでもあるだろう。人はなぜ、「言う人」によって、あるいは「言い方」によって、腹を立てたり納得したりするのだろうか。
▼著者は、その根本要因として、≪「論理」と「感情」のバランス≫に着目する。「論理」だけを優先させれば、相手は理解をしても納得はしない。論理を生かす「感情表現」を身につけてこそ、腹の底から納得し合う「感情で握手した人間関係」が成立するのだ。
▼本書は、数人の部下やプロジェクトメンバーを束ねるリーダーたちに向けて、人を束ね、事を成し遂げる上での「感情表現」戦略スキルを、独自のメソッドで展開したユニークな一冊。ジャーナリスト・編集者として活動する一方、大学改革や国際交流・社会貢献の現場に携わってきた著者ならではの実践的な方法論が、平易に解説されている。
▼文庫書き下ろし。
●まえがき ――ウマが合わない人をなくしたい
●序章 「論理優先」人間はなぜ成功できないのか
●第1章 人を引きつける「感情」、人を引き離す「感情」
●第2章 業績評価をアンフェアにする上司と部下との「行き違い」
●第3章 人を束ね、事を成し遂げる《感情表現》戦略スキル ――プロジェクト・マネジメントの極意とは――
●第4章 人を腹の底から納得させる《共感説得》戦略スキル
●あとがき ――その言い方では、人はついてこない
内容説明
「腹の底から納得し合う」―これは「感情で握手した人間関係」を指す。本書で紹介した「感情表現」戦略スキルは論理を生かすためのものである。「人を束ね、事を成し遂げる」感情表現戦略スキルは決して口先だけのスキルではない。成果主義社会に身を置く組織人のみならず、教職に携わる人やボランティア活動家、高校生や大学生にもわかるように平易に解説されている。
目次
序章 「論理優先」人間はなぜ成功できないのか(「感情」が敗者になり、「論理」が勝者となった日本;「論理」を生かすも殺すも「感情」である ほか)
第1章 人を引きつける「感情」、人を引き離す「感情」(問題提起1 「組織の論理」は人をなぜ残酷にするのか;問題提起2 「三人」が結束すると社長交代劇も起こる ほか)
第2章 業績評価をアンフェアにする上司と部下との「行き違い」(問題提起1 「仕事環境面」の不利を部下に押しつける上司;問題提起2 「譲れぬ二%理論」はなぜ部下のモチベーションを上げるのか ほか)
第3章 人を束ね、事を成し遂げる感情表現戦略スキル―プロジェクト・マネジメントの極意とは(問題提起1 「非協力的な上司」を部下が変身させる感情戦略;問題提起2 「能力の劣るメンバー」は切るべきか、戦力化すべきか)
第4章 人を腹の底から納得させる「共感説得」戦略スキル(問題提起1 ウマが合わない人間と「腹を割った関係」になれるか;問題提起2 「不協和状態解消理論」が「部下のやる気」を立ち上げる ほか)
著者等紹介
原孝[ハラタカシ]
慶應義塾大学法学部法律学科卒業。ジャーナリストとして活動する一方、「原孝事務所」代表として企業改革・大学改革に携わる。「何でも喋る会」や「大学の授業を考える会」を主宰しながら、若者たちとの交流も広げている。アメリカの大学改革に詳しく、日本の大学に対して独自の大学改革案を提唱している。早稲田大学で「自己表現論」「国際交流と社会貢献」を講義し、2005年早稲田祭で「早稲田で一番面白い授業」を行う。同大学「平山郁夫記念ボランティアセンター」管理委員と運営委員も務める。日本ペンクラブ会員、大学教育学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Yoshiaki MadDSun
えも
Yasunari Yamakawa
暇さえあれば
なぐららら