PHP文庫<br> 木曽義仲―「朝日将軍」と称えられた源氏の豪将

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PHP文庫
木曽義仲―「朝日将軍」と称えられた源氏の豪将

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  • サイズ 文庫判/ページ数 389p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569662893
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

平家を都から追い落とした稀代の勇将の生涯!

平家の大軍を倶利伽羅峠に破り、都に一番乗りを果たした勇将・木曽義仲。“朝日将軍”と称えられたその颯爽たる生涯を描ききった力作。

源氏の貴種に生まれながら、わずか2歳で父を討たれ、母に抱えられて木曽の地に逃れてきた駒王丸。土地の実力者・中原兼遠の屋敷にかくまわれ、その子どもたちと兄弟同然に育った駒王丸だったが、自らの五体を流れる源氏の血を知り、平家全盛の世に何をなすべきかに目覚めていく。

▼やがて義仲と名乗り、凛々しい青年武将となった彼のもとに、平家追討の令旨が下る。二十七歳の旗挙げである。その勇と武略で、横田河原の戦い、倶利伽羅峠の戦いを経て、わずか三年で平家を京から追い落とした義仲。だが上洛からわずか半年後、悲劇の運命が彼を待ち受けていた――。

▼時代に風穴を開け、颯爽たる勇姿を歴史に刻んで散った稀代の英傑を活写する力作小説。樋口兼光、今井兼平、巴御前といった脇役たちの活躍も印象的な、魅力ある物語に仕上がっている。

▼文庫書き下ろし。                                           

●木曽山中 
●竜神 
●令旨下る 
●挙兵 
●暁雲 
●確執 
●峠の炎 
●京へ 
●闇の中 
●旭日の夢

内容説明

兄弟同然の郎党たちと、木曽の山野を駆けめぐって育った駒王丸。やがて義仲と名乗り、凛々しい青年武将となったかれのもとに、平家追討の令旨が下る。二十七歳の旗挙げである。その勇と武略で、三年で平家を京から追った義仲だったが、上洛からわずか半年後、悲劇の運命がかれを待ち受けていた―時代に風穴を開け、颯爽たる雄姿を歴史に刻んで散った英傑を活写する力作小説。

著者等紹介

小川由秋[オガワヨシアキ]
1940年生まれ。1965年早稲田大学第一政経学部卒業。同年、学陽書房に入社し、地方自治関係の単行本を中心に企画・編集に携わる。ベストセラー『小説 上杉鷹山』(童門冬二著)など、歴史・時代小説も多数手がけた。童門冬二氏が編集代表の同人誌『時代』の同人として小説を発表している。本名:高橋脩
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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LUNE MER

10
埼玉県狭山市を通る国道16号を車で走る度に目につく小さな神社。源義高ゆかりとあり、誰だろうと調べてみればかの木曾義仲の嫡男ではないか。木曽でも都でもなく何故この地に?という疑問から始まり色々調べるうちに次第に木曾義仲の魅力の虜に。やはり歴史の敗者側からの視点で描かれたものに弱い。調べてみると車で行けるところに生誕地および所縁の神社も。これは参らないわけにはいかない。2021/04/28

BIN

1
京から平家を追い出した名将、源義仲の話。源義仲といえば猪武者とか義経のかませ犬というイメージしかなかったが、寡兵でもって平家の大軍を破ったりしている名将。本作品では戦に強い名将として描かれ、幼い頃ともに育った幼馴染と協力して平家打倒に立ち上がったりとまさに主人公のような存在。それにしても源頼朝や後白河法皇の狡猾ぶりは腹立たしい。最後も惨めな終わり方じゃなくてよかった。松尾芭蕉や芥川龍之介も好きだったようで、もっと評価が高くてもいいような気がしてきました。2012/07/13

ハキ

0
主人公をちょっときれいに描きすぎ。2014/03/15

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