出版社内容情報
武術家と若手小説家が探る武術の真髄!
その身体操法が各界から注目を浴びる甲野善紀と、新進の時代小説家・多田容子が、刀・技・術理から時代劇まで、武術の深層を語りあう。
我々日本人は、日本の「本当の奥深さ」をどれだけ理解しているのだろうか?――
▼現代日本人の常識を覆し、スポーツ、音楽、介護など各界がその身体操法に注目する武術家・甲野善紀。かたや、新進気鋭の時代小説作家・多田容子。この異色とも言える二人が対談の席に着いたら、さあ大変!
▼話は野球投手のピッチングフォームにはじまり、武術の技、刀や手裏剣、果ては時代劇や時代小説にまで、次から次へと縦横無尽に語り尽くす。
▼特に日本刀については、その構造、名刀・名工や達人たちのエピソードまでも紹介し、日本の代表的工芸品たる刀の入門書とも言える充実の内容となっている。
▼巻末では『バガボンド』『SLAM DUNK』作者・井上雄彦氏も本書の存在意義を解説。ページをめくればめくるほど日本人が歴史の中で忘れてしまった、技術や知恵を頭の中に呼び起こしてくれる。われわれが当たり前と考えていたことがひとつずつ覆されていく驚きの一冊!
[1]松聲館と桑田真澄選手
[2]「ないない尽くし」の不思議な師弟関係
[3]「捻らない、タメない、うねらない」ということ
[4]大リーガー、マダックス投手の投球フォーム
[5]「元の方法」にこだわるか、「正反対の論理」を試すか
[6]簡便な動きに隠された「速さ」と「威力」
[7]実際にやってみせてくれる人こそ理想のコーチ
[8]「投げ」と「打ち」の違い ほか
内容説明
スポーツから介護まで、各界がその常識破りの身体論に注目する著者と、気鋭の時代小説作家との異色の座談。野球の投球フォームにはじまり、武術の技、刀や手裏剣、果ては時代劇まで、思い入れたっぷりに語り合う。特に日本刀については、その構造、名刀・名工や達人たちのエピソードも紹介し、日本の代表的工芸品である刀の入門書とも言えるほど充実。日本人の知らない、日本人の技と知恵が見えてくる。
目次
松聲館と桑田真澄選手
「ないない尽くし」の不思議な師弟関係
「捻らない、タメない、うねらない」ということ
大リーガー、マダックス投手の投球フォーム
「元の方法」にこだわるか、「正反対の論理」を試すか
簡便な動きに隠された「速さ」と「威力」
実際にやってみせてくれる人こそ理想のコーチ
「投げ」と「打ち」の違い
気配を出さないという重大事
驚くべき手裏剣術の達人たち〔ほか〕
著者等紹介
甲野善紀[コウノヨシノリ]
1949年、東京生まれ。武術を基盤とした身体技法の実践研究者。1978年、武術稽古研究会・松聲館を設立し、他武道や異分野との交流を通して、現在では失われた精妙な身体技法を探求。2000年頃からスポーツへの応用で成果がみられ、以後、スポーツの他、音楽、舞踏、介護など多方面から指導の要請を受ける。こうした流れから、2003年10月、武術稽古研究会を解散。よりさまざまな分野との多角的な交流をはじめる
多田容子[タダヨウコ]
作家。1971年、香川県生まれ。兵庫県尼崎市に育つ。京都大学経済学部卒業。96年、97年、98年に、時代小説大賞の最終候補となる。99年、柳生十兵衛を主人公とした剣豪小説『双眼』(講談社)でデビュー
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感想・レビュー
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イチ
Eikiti Eikiti
半木 糺