出版社内容情報
新選組の実像がよくわかる歴史ドキュメント。
新選組は、なぜ戦い、どうして敗れたのか? 近藤勇・土方歳三・沖田総司らの生き様を通して、新選組の実像に迫った歴史ドキュメント。
慶応4(1868)年5月、東京・千駄ケ谷にあった植木屋の離れで一人の剣客が病没する。その名は沖田総司。天才剣士の名をほしいままにしながら27歳で夭折したその男は、炎のような鮮烈さと一陣の風のような爽やかさを併せ持っていた――。
▼本書は沖田総司を軸に新選組の興亡を克明に描いた史伝である。天然理心流の道場試衛館の成り立ちから、浪士組(新選組の前身)の結成、蜆橋事件、芹沢鴨の暗殺、池田屋騒動など、沖田総司の歩みをたどりつつ、新選組の実像を克明に描いている。
▼本書の著者である今川徳三氏は、子母澤寛の薫陶を受け、文壇にデビューしたベテラン。師匠が著した『新選組始末記』をはじめとする、膨大な量の資料を読み解いて、それを忠実に表現しようとしている姿勢は驚くべきものがあり、まさに読むものを圧倒する。
▼記録が教える新選組の光と闇。ファンならずとも「一読の価値あり」の一冊だ。
▼『幕末を駆け抜けた男たち』を改題。
●若き志士たち
●天才剣士・総司
●天然理心流剣法
●土方歳三
●浪士組結成
●中山道
●黒船
●総司と山南敬助
●壬生村浪士屯所
●井上松五郎日記 ほか
内容説明
慶応4(1868)年5月、東京・千駄ケ谷にあった植木屋の離れで一人の剣客が病没する。その名は沖田総司。天才剣士の名をほしいままにしながら27歳で夭折したその男は、炎のような鮮烈さと、一陣の風のような爽やかさを併せもっていた。本書は、沖田総司と新選組の資料を丹念に辿り、幕末を疾風の如く駆け抜けた男たちの戦いのすべてを描いた歴史ドキュメントである。
目次
若き志士たち
天才剣士・総司
天然理心流剣法
土方歳三
浪士組結成
中山道
黒船
総司と山南敬助
壬生村浪士屯所
井上松五郎日記〔ほか〕
著者等紹介
今川徳三[イマガワトクゾウ]
1919年山梨県甲府市生まれ。日本文芸家協会会員。大衆文学研究会会員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。