出版社内容情報
幕府を支え、抵抗勢力ともなったその実態とは?
徳川の世を支え、時に抵抗勢力ともなった大奥の実態とは? エピソードを交えつつ、将軍の政治と大奥の「表」と「裏」の関係を暴く。
側室無用の恐妻家・秀忠。男色にふけり春日局を慌てさせた家光。美女50人をリストラした吉宗。54人の子をつくった家斉――。将軍には世継ぎ問題がつきまとい、寵愛と権力を求めて愛憎劇が繰り広げられる。その舞台こそが大奥であった。
▼正室・側室を頂点とするタテ社会のなかで、3000人もの女たちが妍(けん)を競い合う。渦巻く嫉妬、めぐらされる謀りごとの数々……。
▼天下を揺るがした大スキャンダル・絵島生島事件などのエピソードをひもとき、将軍と美女たちが織りなす「表」と「裏」のドラマを描く。
▼
[目次より]初代家康の不遇な結婚生活/側室無用将軍の意外な側面/三代家光のもつ極秘の性癖/大奥「開かずの間」の秘密/京風と江戸風の激しい戦い/将軍生母と側用人との艶聞/絵島生島事件の真相を衝く/大奥女中たちの給与明細書/美女群の解雇を決断した男/家基・家治の暗殺説に迫る/皇女和宮を大奥に迎えた日/最後の将軍の間違えた判断
●第一章 大奥の夜明けどき
●第二章 大奥を彩る愛憎劇
●第三章 大奥の内幕を探索
●第四章 大奥繚乱の行く手
●第五章 大奥終焉の笛の音
内容説明
側室無用の恐妻家・秀忠。男色に耽り春日局を慌てさせた家光。美女五〇人をリストラした吉宗。五四人の子をつくった家斉―。将軍には世継ぎ問題がつきまとい、寵愛と権力を求めて愛憎劇が繰り広げられる。その舞台こそが大奥であった。正室・側室を頂点とするタテ社会のなかで、三〇〇〇人もの女たちが妍を競い合う。渦巻く嫉妬、めぐらされる謀りごとの数々…。天下を揺るがした大スキャンダル・絵島生島事件などのエピソードをひもとき、将軍と美女たちが織りなす「表」と「裏」のドラマを描く。
目次
第1章 大奥の夜明けどき(初代家康の不遇な結婚生活;将軍でも女性には敵わない ほか)
第2章 大奥を彩る愛憎劇(病弱な将軍の性生活をみる;五十六歳の和製シンデレラ ほか)
第3章 大奥の内幕を探索(将軍は一日をどう生きたか;御台所の日課を公開すると ほか)
第4章 大奥繚乱の行く手(美女群の解雇を決断した男;女運が薄かった吉宗の素顔 ほか)
第5章 大奥終焉の笛の音(爺さま将軍が立ち上がった;智泉院事件の処分と波紋と ほか)
著者等紹介
雲村俊慥[クモムラシュンゾウ]
1934年、新潟県五泉市村松生まれ。光文社に入社し、週刊誌、月刊誌、書籍編集部で要職を歴任。定年後、初めて執筆した『小説・仙壽院裕子―越後村松藩の維新』(新潟日報事業社)で第6回日本文芸家クラブ長編小説部門大賞を受賞。現在、日本文芸家協会会員、江戸を歩く会会長。NHK文化センター講師も務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ユウユウ
退院した雨巫女。
おのひろ
1131you