PHP新書<br> 軟弱者の戦争論―憲法九条をとことん考えなおしてみました。

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軟弱者の戦争論―憲法九条をとことん考えなおしてみました。

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  • サイズ B40判/ページ数 229p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569655727
  • NDC分類 323.142
  • Cコード C0231

出版社内容情報

一般人の立場から考える憲法、戦争、平和主義。

戦後日本が国是としてきた「平和主義」とは、いったい何なのか。私たち一般国民の立場から憲法改正論議の争点、戦争と平和を再考する。

「たぶん日本は、憲法九条を改正し、再軍備、と呼ばれることをやったほうがいいのではないでしょうか。ただ、条文そのものよりもっと問題なのは、戦後の日本人が、この憲法とともに培ってきた独特の精神、ふつう平和主義と呼ばれるものだと私は考えています。これを再検討して、できれば、乗り越えるべき時期にきたのではないでしょうか」

▼――「日本国憲法は戦争を禁じているから善い」⇔「善い憲法が禁じているのだから日本は戦争ができない」。戦後の日本人が陥っているこの循環論法に、あなたはなんの違和感も覚えませんか?

▼憲法九条をめぐる長年の論争は、否定を許さない「平和主義」の理想にからめとられ、大切なことに目をつぶっている。風雲急を告げる国際情勢下で、日本が歩むべき真の平和を模索したい。

▼戦場なんか行きたくないはずの「軟弱者」が、戦争に巻き込まれないために考えるべきこととは。いまこそ私たちにとっての憲法を問いなおす。

●第1章 戦争は絶対悪なのか 
●第2章 一九九〇年代前半に見えてきたこと 
●第3章 それでも戦争に反対する人びとの言い分 
●第4章 憲法を支える/憲法によって支えられる心理 
●第5章 正義をめぐる螺旋階段をもうひとめぐり

内容説明

「日本国憲法は戦争を禁じているから善い」←→「善い憲法が禁じているのだから日本は戦争ができない」。戦後の日本人が陥っているこの循環論法に、あなたはなんの違和感も覚えませんか?憲法九条をめぐる長年の論争は、否定を許さない「平和主義」の理想にからめとられ、大切なことに目をつぶっている。風雲急を告げる国際情勢下で、日本が歩むべき真の平和を模索したい。戦場なんか行きたくないはずの「軟弱者」が、戦争に巻き込まれないために考えるべきこととは。今こそ私たちにとっての憲法を問い直す。

目次

第1章 戦争は絶対悪なのか(回路の外から眺めると;「正しい戦争」も捨てられた ほか)
第2章 1990年代前半に見えてきたこと(自衛隊出動せず;非軍事物資とはどういう意味だ? ほか)
第3章 それでも戦争に反対する人びとの言い分(悪者はだれだ;弱い者を悪から守ろうとすると ほか)
第4章 憲法を支える/憲法によって支えられる真理(よい憲法なら改めて選ぼうとする姿勢;憲法は内容さえよければいいか ほか)
第5章 正義をめぐる螺旋階段をもうひとめぐり(古だぬきの正義批判;立場をとらないのはどんな立場か ほか)

著者等紹介

由紀草一[ユウキソウイチ]
1954年茨城県生まれ。批評家。早稲田大学大学院文学研究科芸術学(演劇)専攻修了。現在、茨城県の公立高校(定時制)の教諭を務めながら、幅広い分野で発言を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

depo

1
図書館リサイクル本。今年もまた8月が来て、戦争反対の番組や投書があふれた。私も亦日本が戦争を仕掛けることに反対だが、仕掛けられたときどうするのかの議論がない。日本国憲法第9条があるので日本に戦争を仕掛けてくる国はないのだろうか。仕掛けられたとき、日本はどうすればいいのだろうか。日本が抵抗しなかったので、竹島は韓国に占領されている。竹島に人は住でいなかったが、漁に行った漁船の乗組員が銃撃を受け、殺されている。占領軍によって憲法が改正され、他国との戦争にかり出されるかもしれない。2021/08/31

depo

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再読。2023/01/10

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