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出版社内容情報
物語の舞台は、ある研究所の図書室。そこに勤めるおかっぱ頭のメガネ少女・キハラさんを中心に、上司、同僚たちとの楽しく(少し不思議な)日々を綴ったのが本書『図書室のキハラさん』です。
漫画誌ハルタの“帯のウラ面”で連載されていたこの作品は、その掲載場所に合わせて横になが~~く描かれていました。今回、連載時のその形状を生かし、本のカタチを「B5判横」にしています。ページを横に大きくめくる、絵本のような読書体験を楽しめます。
また、本作の前身となった著者の個人誌「キハラさんの一週間」、「キハラさんの夏休み」も併録。その他にも販促用のカットや本にまつわる格言、描き下ろし“貸出カード風イラスト”なども掲載。すみずみまで遊び心を散りばめた一冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
22
ヒロインの名前は、某図書館用品メーカーから採られたのかな? 旧字体やレトロなフォントの逆説的新しさは、クラフトエヴィング商會にも通じるものがあるなぁ。作品は図書館あるあるではなく、図書館ないない、とでも言えそうな幻想的ギャグの世界。長野まゆみが少年で描く世界を少女で描いてみた、と思えるような空気感と透明感。B5横開きという、コミックには特異な体裁とあちこちに散りばめられた仕掛けで、ますます別世界に引きこまれる思いがする。4号自動式卓上電話機のベルの音が、耳にやさしく今にも室内に鳴り渡ってきそうな予感が。2025/04/17
年中古本派・文花
9
ハルタって、ホント変な本出すよねw 前出た変な本は、”漫画なのにハードカバー““カバー取った本体もカラー”(読んだ事ない人はワケわかんないよねw)とか。今回はハルタのオビ(オビ付いてるんですよ。雑誌なのにw )の裏に連載された(これは連載されたと、表現していいのか?)漫画を収録したもの。B5判の横置きでwなんとも変な本が出来ました。変な本が好きな方、一冊いかがですか?一冊1500円するけどねw2025/04/14
北風
7
今日は、図書館記念日。小さな司書さんの、ファンタジーな図書館での毎日。こんなに深くて広いと、本当に帰ってこられなそう。もっと深い場所で、密かな名作に出会うことができるのかしら?2025/04/30
くろねこ文学
7
絵も雰囲気抜群だしお話も面白いんだけど、これは紙の本で読むべきだ。電子書籍で買ったので、B5横向きの作りにすごく苦労させられた。読むのがとても辛い。いやお話はすごくおもしろいんですよ。製本もこだわったんでしょうねえ…🥲2025/04/15
黒桜
2
独特の世界を持つ作者さんの新刊。帯裏の漫画がまとめられるとは思わなかったなぁ。装丁も凝っていて面白い。内容は好みが分かれるだろうけど、すごく楽しく読めた。今は司書正で忙しいだろうけど、またこういうノリの話を書いてもらいたい。2025/04/17