加賀屋の流儀―極上のおもてなしとは

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  • サイズ B6判/ページ数 251p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569654546
  • NDC分類 689.8
  • Cコード C0034

出版社内容情報

日本一を続ける旅館・加賀屋のもてなしとは。

「プロが選ぶ日本のホテル旅館100選」で、26年間日本一を続ける和倉温泉・加賀屋。宿に働く人々の、真のもてなしの心を探る。

「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」で、26年間日本一を続ける旅館がある。能登半島の内海に位置する和倉温泉「加賀屋」。交通の便も決してよいとは言えない地理的条件にも関わらず、多くの人々から「一度は泊まりたい」「もう一度泊まりたい」と支持を受け、客室稼働率80%以上という人気の秘密は何なのか? 本書では、旅館に届く宿泊者からの手紙を紹介するとともに、加賀屋で働く人々を丹念に取材。「できません」「ありません」「わかりません」は決して言わない、社員の仕事に向かう姿勢や考え方、社員が働きやすいようにと心を配る経営陣のインタビューから、この旅館が人々に支持される理由を探る。また、働く人にとって“仕事”とは何か、サービス業に携わっている人にとって“サービスとは何か”が考えられる一冊。創業100年にして、初めて明らかになる、「加賀屋」のおもてなしの真髄とは。

●第一章 人生が出会う宿 
●第二章 接客十戒 
●第三章 もてなしの宿の女性軍団 
●第四章 一客入魂の脇役 
●第五章 ホテルは足し算・旅館は引き算 
●第六章 加賀屋の暖簾と 人々の人生を背に

内容説明

「ありません」「できません」は言いません。「プロが選ぶ日本のホテル・旅館一〇〇選」で、二十六年間総合一位を獲得している石川県和倉温泉・加賀屋。なぜこの宿は日本一であり続けるのか。創業百周年を迎えた加賀屋に寄せられた手紙と、宿で働く人たちの言葉から本物のおもてなしの心を探る。

目次

第1章 人生が出会う宿
第2章 接客十戒
第3章 もてなしの宿の女性軍団
第4章 一客入魂の脇役
第5章 ホテルは足し算・旅館は引き算
第6章 加賀屋の暖簾と人々の人生を背に

著者等紹介

細井勝[ホソイマサル]
1954年石川県生まれ。中央大学卒業。20年の新聞記者生活を経て、2001年にフリーランスライターとして独立。編集企画事務所を開き、ルポルタージュ、歴史文化や産業の分野を中心に取材執筆する。地域振興を専門とする都市環境マネジメント研究所の特別研究員。2002年から同研究所グループが発行する学術文化・都市と産業の季刊ジャーナル『学都』、北陸の観光文化情報誌『季刊彩都~月刊旅の手帖増刊』の編集人を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ばう

64
★★★ 何年か前に父の米寿のお祝いに加賀屋へ泊まった事がある。部屋に着いてから米寿の話をちらっとしただけなのに夕食時に「こんな事しかご用意出来なかったのですが」と言いながら室内の室礼に少し手を加えたり黄色い帽子とちゃんちゃんことカメラマンまで用意して下さって驚いた。「加賀屋といえば最高のサービスが当たり前」と思って来る客が多いだろうからさぞかしプレッシャーも凄いのではと思うけれど、その重圧が人を育てるのかもしれない。けれど時代も変化しているからこれから先もこの「流儀」は続けられるのかと少し心配な気持ちも。2021/03/26

レリナ

23
加賀屋のおもてなしなど、お客様に寄り添い続けてきた加賀屋の成功の軌跡がここにある。礼儀、作法、加賀屋で行われている接客の方法が一番参考になった。加賀屋がここまで人気の理由がよくわかる。この本を読んで加賀屋のおもてなしの心を十二分に学べた。ここまで客や社員に対して心配りができてこそ一流と言われるのかもしれない。相手に対する心配りや気遣いができていれば、奢り高ぶることもない。改めて自分の生活の振る舞いを見直してみようと思った。加賀屋のおもてなしの心を学べてよかった。2019/08/24

幹事検定1級

14
会社が社員を大切にするから、社員がお客様のために最善を尽くせると感じさせた加賀屋の流儀。誰もが最初から接客のプロではない新人が見事にプロに育っていく。それぞれ事情を抱え、子供を育てながら、加賀屋で生きていく。加賀屋は社員の不安を安心に変え、社員は恩返しの強い思いをもって働く。数十年と日本の旅館ナンバーワンを維持できる理由を垣間見ました。ぜひ一度、泊まってみたいと感じた一冊です。(図書館本)2015/09/14

コホーー

2
プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選で常に日本一の石川県和倉温泉・加賀屋。本書では、①観光には三物(風物・産物・人物)がある、②加賀屋にはその場で即「ありません」、「できません」とは絶対に言わない伝統がある、③一人ひとり、この方のためにと尽くす(一期一会)、④超一流の接客はマニュアルを超えた境地でのみ可能、⑤私たちは問題解決業、⑥予約を受け付ける際、極力、宿泊目的を確認する(ハレの日目的が多い)、⑦客室係も自らが経営者の意識を持てばネガティブな気持ちにはならない、2020/06/14

ゆかたん

1
加賀屋、すごいな。おもてなしの幅、広いな~。働く人達のポテンシャルの高さには驚いた。2017/01/20

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