エンゼル叢書
芸術都市の創造―京都とフィレンツェの対話

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  • サイズ B6判/ページ数 268p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569654393
  • NDC分類 704
  • Cコード C0010

内容説明

姉妹都市提携40周年記念。「京都ルネサンス」の行動指針を提言!『源氏物語』とダンテ『神曲』―東西最高古典の邂逅に学ぶ。「芸術の都・京都」から「芸術の国・日本」へ。

目次

序にかえて フィレンツェに学ぶ―京都ルネサンス運動への期待
第1部 フィレンツェの魅力、京都の魅力(芸術都市の背景にあったもの;ダンテ『神曲』とイタリア・ルネサンス;「文学と芸術の森」京都の鳥瞰図;芸術都市「京都モデル」の意味と形;歴史に学ぶ「異文化との出会い」 ほか)
第2部 京都を世界に、世界を京都に(「文学と美術」の比較文化論;影の美と愛の言葉―紫式部『源氏物語』とダンテ・アリギエーリ『神曲』の照応と背反;神話から物語へ貫いて流れているもの―古代母権社会の面影をたどって;上野の森で考えたこと―文学と芸術のルネサンスへ;「盃に春の涙を注ぎける」―『新古今』の歌人式子内親王の世界 ほか)

著者等紹介

今道友信[イマミチトモノブ]
大正11年、東京生まれ。東京大学文学部哲学科卒業、同大学院哲学科修了。文学博士。パリ大学、ヴェルツブルク大学講師、東京大学教授を経て、東京大学名誉教授。パリ哲学国際研究所名誉会長、英知大学名誉教授。現在、哲学美学比較研究国際センター所長、国際形而上学会会長、国際美学学会終身委員、国際エコエティカ学会会長をつとめる

大原謙一郎[オオハラケンイチロウ]
昭和15年、神戸市生まれ。東京大学経済学部卒業。エール大学大学院経済学部博士課程修了。昭和43年、(株)クラレに入社。同社副社長、(株)中国銀行副頭取などを歴任。現在、(株)大原美術館理事長として財団法人の経営に当たるかたわら、倉敷芸術科学大学客員教授として非営利事業経営論を講義。他に、倉敷中央病院理事長、倉敷商工会議所会頭、岡山県教育委員、岡山県文化連盟会長等を兼ねる。京ことば・大和ことばと日本人の心の伝統に深い関心を寄せ、芸術文化活動を通じての地域振興の仕事に力を注ぐ

岡野弘彦[オカノヒロヒコ]
大正13年、三重県生まれ。國學院大學卒業。在学中より折口信夫(釈迢空)の家に同居して没年まで師事。國學院大學名誉教授、歌人。日本芸術院会員。昭和54年より、宮中歌会始選者を務める。國學院大學栃木短期大学学長

樺山紘一[カバヤマコウイチ]
昭和16年、東京生まれ。東京大学文学部卒業、同大学院修士課程修了。専攻は西洋中世史、西洋文化史。京都大学助手、東京大学助教授・教授を歴任。平成13~17年まで国立西洋美術館館長。東京大学名誉教授、印刷博物館館長。財団法人エンゼル財団のダンテ研究プロジェクト「ダンテ・フォーラム」において、プロジェクト当初より協力

高階秀爾[タカシナシュウジ]
昭和7年、東京生まれ。東京大学教養学部教養学科卒業。国立西洋美術館主任研究官、東京大学文学部助教授・教授を歴任。国立西洋美術館館長を経て、京都造形芸術大学大学院長、同比較藝術学研究センター所長、美術評論家、大原美術館館長、東京大学名誉教授、パリ第一大学名誉博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

出版社内容情報

京都、フィレンツェ――そして文化の本質へ。

今なお、芸術と文学が息づく街・京都とフィレンツェ。『源氏物語』と『神曲』から、東西の人間性の違いを観察し、文化の意義を問う。

芸術都市として、今なお世界中の人々から愛され続ける街・京都とフィレンツェ。本書は両市の姉妹都市提携40周年を記念して開かれた二度のシンポジウム「ダンテフォーラムin京都」のエッセンスを纏めたものである。

▼その一部を紹介すると――芸術都市の背景にあったもの(樺山)、「文学と芸術の森」京都の鳥瞰図(芳賀)、芸術都市「京都モデル」の意味と形(大原)、歴史に学ぶ「異文化との出会い」(畑)、「文学と美術」の比較文化論(高階)、影の美と愛の言葉(今道)、神話から物語へ貫いて流れているもの(岡野)などである。

▼この東西の文学と芸術を歴史的視野から紐解きながら、「フィレンツェに学ぶ・京都ルネサンス運動への期待」(松田)とし、芸術都市の新しき道を提唱する。そして、これまでの「芸術の都・京都」から「芸術の国・日本」として、更に文化性・民族性豊かな国をめざすための行動指針を日本の知識人たちが熱く語る一冊である。

●序にかえて フィレンツェに学ぶ ――京都ルネサンス運動への期待(松田義幸) 
●第一部 フィレンツェの魅力、京都の魅力 
[1]芸術都市の背景にあったもの(樺山紘一) 
[2]ダンテ『神曲』とイタリア・ルネサンス(高階秀爾) 
[3]「文学と芸術の森」京都の鳥瞰図(芳賀 徹) 
[4]芸術都市「京都モデル」の意味と形(大原謙一郎) 
[5]歴史に学ぶ「異文化との出会い」(畑 正高) 
[6]【シンポジウム】京都ルネサンス ――新しき芸術都市への道(大原謙一郎/樺山紘一/高階秀爾/芳賀 徹/畑 正高)【コーデイネーター】松田義幸 
●第二部 京都を世界に、世界を京都に 
[1]「文学と美術」の比較文化論(高階秀爾) 
[2]影の美と愛の言葉 ――紫式部『源氏物語』とダンテ・アリギエーリ『神曲』の照応と背反(今道友信) 
[3]神話から物語へ貫いて流れているもの ――古代母権社会の面影をたどって(岡野弘彦) 
[4]上野の森で考えたこと ――文学と芸術のルネサンスへ(横山紘一) 
[5]「杯に春の涙を注ぎける」 ――『新古今』の歌人式子内親王の世界(芳賀 徹) 
[6]【シンポジウム】「楽しみ価値」追求モデル・京都を世界に(今道友信/岡野弘彦/横山紘一/高階秀爾/芳賀 徹/須賀由紀子)【コーディネーター】松田義幸 
[7]『神曲』と『源氏物語』への目覚め(須賀由紀子)