出版社内容情報
最先端の治療で、自閉症は治療できる!
謎の多かった自閉症という病気を、脳と遺伝子の研究で解き明かす。その仕組みから、RNAサプリメントで治す最新治療プログラムまで紹介。
自閉症の新しい治療法として世界中で注目されている、RNA治療について解説。
▼自閉症の子どもは、日本では330人に1人の割合で存在すると言われる。これまで、原因がはっきりせず有効な治療法もなかったことから、誤解の多い病気であった。原因として水銀などの有害物質の影響が取り沙汰されてきたが、最新の医学では、脳の情報伝達に問題があるために生じるとされ、さらに根本の問題は遺伝子にあることが明らかになってきた。著者は医師として難病治療に取り組む中で、自閉症の子どもをもつ親御さんからの相談を多数受ける。世界中から情報を集めると、アメリカでRNAサプリメントを使った治療が行われていることを知る。これを実際に治療に取り入れると、何人もの子どもの症状が改善した。本書ではこの治療プログラムの詳細を明らかにする。
▼自閉症治療に希望を見出し、病気とのかかわり方から、生命の素晴らしさまで考えさせる一冊。
●第1章 自閉症という不思議な病気
●第2章 身近にひそむ水銀の怖さ
●第3章 RNAが自閉症を解くキー・ポイント
●第4章 自閉症治療に新しい希望がある
内容説明
自閉症はどうしたら治る?脳と遺伝子の研究でわかってきた最新情報。世界が注目している「RNAサプリメント」による治療法をわかりやすく解説。
目次
第1章 自閉症という不思議な病気(自閉症に気づくきっかけは何か;自閉症の研究は進んでいるか ほか)
第2章 身近にひそむ水銀の怖さ(自閉症の原因は脳の情報伝達にある;どうしてもカロリー過多になる現代人 ほか)
第3章 RNAが自閉症を解くキー・ポイント(根本の問題は遺伝子にあった;遺伝子の解明で医学が大きく変わった ほか)
第4章 自閉症治療に新しい希望がある(実際に自閉症をどう治療していくか;家族と医師にはそれぞれの役割がある ほか)
著者等紹介
阿部博幸[アベヒロユキ]
1938年生まれ。1964年札幌医科大学卒業。慶應義塾大学付属病院にてインターン終了後、米国留学。クリーブランドクリニックにてレジデントを修了。順天堂大学講師、日本大学助教授、米国スタンフォード大学客員教授を経て、現在、杏林大学客員教授。日本循環器学会専門医、日本冠疾患学会会長を歴任。現在、医療法人社団博心厚生会九段クリニック理事長を務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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