ファイナンス理論 入門

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  • サイズ A5判/ページ数 230p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784569644332
  • NDC分類 338.01
  • Cコード C0034

出版社内容情報

大買収時代のファイナンス理論の教科書。

ライブドアvsフジテレビ問題は、ファイナンスを専門家だけでなく、ビジネスマン必須のものにした。実例をもとに基礎知識を伝授する。

あなたの会社も気がついたら買収の渦に巻き込まれるかもしれない。フジテレビとライブドアによるニッポン放送株の買い取り合戦は、少なからず上場企業の経営陣やビジネス戦士たちを動揺させたことだろう。さらに、商法(会社法)の改正などにより、2006年から企業の「大買収時代」が本格化してきそうだ。

▼今回の買収合戦は、経営者に「企業価値とは何か」「企業価値の創造とは何か」を真剣に考える機会を与えてくれた。そこで、本書では両社の株式取得合戦を教材に、ファイナンス理論を解説した。

▼いまやファイナンス理論は財務担当者だけでなく、ビジネスパーソン必須の知識。「経営技術のOS(オペレーティング・システム)」と呼ばれ、米国のビジネススクールでは「インベストメント(投資)の理論」と「コーポレート・ファイナンス(企業財務)の理論」の2つに分かれる。本書を読めば、世界最先端の経営がわかるといっても過言ではないだろう。

[1]インベストメントの理論 
●第1章 会社を知る―『会社四季報』 
●第2章 消費と貯蓄の選択―異時点間の選択理論 
●第3章 金融資産の組み合わせ―ポートフォリオ理論 
●第4章 株式のベータ・リスクとリターン―CAPM(資本資産評価モデル) 
[2]コーポレート・ファイナンスの理論 
●第5章 キャッシュフロー―「キャッシュが現実、利益は見解」 
●第6章 投資プロジェクトを実施すべきか否か―バリュエーション(投資の価値計算) 
●第7章 企業価値と資本構成―MM命題と最適資本構成 
●第8章 企業はキャッシュを株主に還元―財務政策 
●第9章 ライブドアのニッポン放送買収―M&A 
●第10章 日本のファイナンスにおける証券化 
[3]金融派生商品(デリバティブ) 
●第11章 先物・先渡し取引 
●第12章 スワップ市場とスワップ取引 
●第13章 オプション市場とオプション取引

内容説明

米国のビジネススクールで教えられる「インベストメント(投資)の理論」と「コーポレート・ファイナンス(企業財務)の理論」が学べる。経営者だけでなく、ビジネスパーソンにも必須の教科書。

目次

ファイナンス理論は何の役に立つのか:企業価値の創造
第1部 インベストメントの理論(会社を知る:『会社四季報』;消費と貯蓄の選択:異時点間の選択理論;金融資産の組み合わせ:ポートフォリオ理論 ほか)
第2部 コーポレート・ファイナンスの理論(キャッシュフロー:「キャッシュが現実、利益は見解」;投資プロジェクトを実施すべきか否か:バリュエーション(投資の価値計算)
企業価値と資本構成:MM命題と最適資本構成 ほか)
第3部 金融派生商品(デリバティブ)(先物・先渡し取引;スワップ市場とスワップ取引;オプション市場とオプション取引)

著者等紹介

滝川好夫[タキガワヨシオ]
1953年、兵庫県に生まれる。78年、神戸大学大学院経済学研究科博士前期課程修了。80~82年、アメリカ合衆国エール大学大学院。93~94年、カナダブリティシュ・コロンビア大学客員研究員。神戸大学大学院経済学研究科教授(金融経済論、金融機構論)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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