出版社内容情報
銀行が融資の判断基準にしているのが「信用格付け」。企業側がこの信用格付けをアップさせるためのノウハウを具体事例とともに解説。
ひと頃のどん底から脱したとはいうものの、まだまだ中小企業の経営者にとっては厳しい状況が続いている。中でも、特に経営者にとって頭の痛い問題は、会社の資金繰りであろう。取引先の銀行に頼んでも、なかなか追加融資に応じてもらえない。さあ、どうする?
▼実は銀行は、会社の格付けをして融資等を判断している。銀行内部には、中小企業の決算書をチェックしてランク付けする部署が存在するのである。驚くなかれ、従業員が数名規模の小さな企業も、しっかりと格付けされているのである。
▼本書は、そんな中小企業が、確実に格付けをアップさせるための方法を具体的に解説したものである。まずは自社の経営分析の仕方を基本から懇切に解説。さらにそれを踏まえた上で、効果的な決算書や改善計画書の作り方を指南する。また、社員教育、後継者のPR、公的機関の利用など、いわば「奥の手」も開陳。第五章では様々な業態の実例を基に対応策を解説している。
●第1章 知らぬ間にあなたの会社も評価されている
●第2章 銀行が格付けにこだわるこれだけの理由
●第3章 あなたの会社の格付けはこれであがる!
●第4章 まだまだできる格付けアップ作戦
●第5章 ケーススタディに学ぶ格付け時代のサバイバル術
内容説明
銀行が行なっている融資先の格付けとはどういうものか。効果的な決算書の作り方から社員教育まで、格付けアップの具体策を実例を交えながら解説。
目次
第1章 知らぬ間にあなたの会社も評価されている(企業評価に欠かすことができなくなった「格付け」;突然、銀行から融資を断られたことはないか? ほか)
第2章 銀行が格付けにこだわるこれだけの理由(金融ビッグバンがきっかけとなった銀行の変貌;銀行が躍起になる8%の恐怖 ほか)
第3章 あなたの会社の格付けはこれであがる!(会社の格付けアップは確実にできる;格付けアップに重要な決算書を見直す ほか)
第4章 まだまだできる格付けアップ作戦(経営環境や経営能力までも評価されている;格付けアップがすばやく狙えるのが定性要因 ほか)
第5章 ケーススタディに学ぶ格付け時代のサバイバル術(代表者の財務内容でも格付け評価は変わる;代表者報酬を減額して格付けダウンを防ぐ ほか)
著者等紹介
内川清雄[ウチカワスミオ]
1945年生まれ。公認会計士、税理士、ITコーディネータ、行政書士、TKC全国会参与、TKC医業・会計システム研究会副会長、(財)租税資料館監事、(財)神経研究所監事、(財)日本盲導犬協会監事、東京商工会議所専門相談員、(中)日本中小企業経営支援専門家協会常務理事、CPA協会中小会社会計基準専門委員、AMS相談役、コンパッソ税理士法人CEO。300億円以下の中小企業をはじめ、診療所、病医院に特化して、税務、会計、経営指導相談をおこなっており、その行き届いた指導には定評がある
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