- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
スーパー、コンビニなどで売られている食品には、品名や値段だけではなく、メーカー名、原材料名、賞味期限といったさまざまな情報が記載されている。その表示方法は法律や業界の自主的ルールによって事細かに定められている。しかし本来、食の安全を確保するための食品表示が、製造者本位の、消費者にとって非常にわかりにくいものになっている。本書は、料理研究家の著者が、一消費者として、一人の料理家としての視点に立って、食品表示の裏側に隠された本当の意味や問題点を鋭く指摘。知られざる食品業界の慣習などトリビアも満載。賢い消費者になるためのヒントが得られて、簡単につくれておいしく食べられる厳選料理レシピも付いたおトクな一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
73
著者は料理研究家。タイトルはなにやら食品添加物や違法な化合物、表示のウソなどを連想してしまうが内容はずっとソフトだ。1章では「隠された添加物にご用心!」表示されている添加物がいったいどのようなものかについて解説。以降は表示のルールや原材料のこと、紛らわしい表示、健康と美容について。食品についての雑学知識的な本というべきか。図書館本2017/08/14
ヨハネス
5
著者の立ち位置というか肩書がわからずイライラしましたが、カバー裏表紙にありました・・・衣料を手洗いしただけで後遺症が何年も続くなんてひどい話ですね。着色たらこより無着色たらこのほうが添加物が多い!新米の定義は12月31日までに精米されたもの、おせちの海老は必ず曲がっているなど話のネタになりそう。バターマーガリンファットスプレッドの違いの説明はあるけど、いい悪いの評価はほどんど書かれていないのがあたしには不満です。題名は攻撃的だけど中身はとても優しい語り口です。文中に出てくる料理のレシピもあります。2017/03/07
もけうに
3
知っている知識も多かったが、食品表示に関する法律の話も多く、大変ためになった。添加物について書かれた本は極端な論調のものが多いが、本書は事実をわかりやすく提示した冷静な内容。あれも駄目これも駄目…というのでは無く、当該食品に対する情報を知っていることが重要。リスクをゼロには出来ないから、自分が納得出来るものを選ぶことが大切。そのために企業は正しい情報を消費者に提示すべき。2020/06/09
じゅんじゅん
3
見事に食品表示の罠に引っかかっていることがわかってよかったです。今後は買い物をするときには食品表示は必ずみて買うようにします。というか買わざるを得ないと本著を読んで感じました。2015/05/16
Fifty Round
2
知りたいときに表示されていないってあるよね。あれ統一してほしいわ。2015/12/06