上野正彦の「死体」論

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上野正彦の「死体」論

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  • サイズ B6判/ページ数 219p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569639147
  • NDC分類 498.9
  • Cコード C0095

出版社内容情報

死体をみれば時代や人間そのものが見えてくる。「死体」の権威が、これまでの活動の集大成として講義スタイルで「死体」を語る。   

増え続ける自殺。たいした意味もなく親が子を殺し、子が親を殺す時代。医療ミスで人が死んでしまうことを追求され、医者が手術をすることに恐れを感じる時代。ますます凶暴化していく犯罪。毎日のように殺人事件のニュースが流れ、嫌でも「死」について考えないといけない時代。「死」を簡単に選択してしまう人々。『死体は語る』というベストセラーを生んだ名監察医は、そんな現代社会に何を伝え残したいのか。死者と向き合い、死者の声なき声に耳を傾け続けた「死者の名医」が、その職業人生のなかで感得した考え方を、多くの殺人事件の解剖事例をもとに、講義スタイルでやさしく語る。さまざまな事件の裏側、そして奥には、何が隠されているのか。死体から、その時代の背景までも見透かす、死から生を見る「逆さの視点」を持つことで、「死」と真摯に向き合い、「生」の大切さを強く認識し、自らの人生を大切に生きるためのヒントが見えてくるはずだ。

●序章 死から生を見る「逆さの視点」 
●第1章 人は死んだらどうなるのか 
●第2章 検死制度や死者の名医はなぜ必要なのか 
●第3章 死体に残されたメッセージの読み方 
●第4章 偽装工作の見破り方 
●第5章 法医学は生きている人にも役に立つ 
●第6章 「逆さの視点」で見える現代日本 
●第7章 増え続ける自殺について思うこと

内容説明

死者は話しかけてくる。死から生を見る「逆さの視点」で事件の真相は必ず見えてきた。2万体もの「死体」を見つめ続けた法医学者による特別講義録。

目次

序章 死から生を見る「逆さの視点」
第1章 人は死んだらどうなるのか
第2章 検死制度や死者の名医はなぜ必要か
第3章 死体に残されたメッセージの読み方
第4章 偽装工作の見破り方
第5章 法医学は生きている人にも役に立つ
第6章 「逆さの視点」で見える現代日本
第7章 増え続ける自殺について思うこと

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しーやん

3
上野先生の著書3冊目、すっかりファンに。監察医制度の歴史や変死体の扱われ方など、独特かつ軽妙な語り口。今回も溺死体考察が秀逸やったのは、上野先生の得意分野やったんですね。2016/08/06

rubidus

2
2004年出版。沖縄でのトリカブトの毒を使った保険金殺人事件、神戸での酒鬼薔薇聖斗事件、和歌山での毒物カレー事件が出てきて時代を感じる。2020/05/14

あおき

2
死について考えるのに良い本だなと思う。哲学や宗教のような頭の中のものとは違う。ああ人間死んだら腐るんだなと。2012/07/03

Hiroyasu Saito

1
死体から生を看ると言う観点から書かれた本である。事件や事故の真相を死体を通じて探り、真実を導き出す。ドラマ化しても面白い作品になると思う。2017/10/22

ライムとザクロ

1
4点/102006/12/03

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