出版社内容情報
死体をみれば時代や人間そのものが見えてくる。「死体」の権威が、これまでの活動の集大成として講義スタイルで「死体」を語る。
増え続ける自殺。たいした意味もなく親が子を殺し、子が親を殺す時代。医療ミスで人が死んでしまうことを追求され、医者が手術をすることに恐れを感じる時代。ますます凶暴化していく犯罪。毎日のように殺人事件のニュースが流れ、嫌でも「死」について考えないといけない時代。「死」を簡単に選択してしまう人々。『死体は語る』というベストセラーを生んだ名監察医は、そんな現代社会に何を伝え残したいのか。死者と向き合い、死者の声なき声に耳を傾け続けた「死者の名医」が、その職業人生のなかで感得した考え方を、多くの殺人事件の解剖事例をもとに、講義スタイルでやさしく語る。さまざまな事件の裏側、そして奥には、何が隠されているのか。死体から、その時代の背景までも見透かす、死から生を見る「逆さの視点」を持つことで、「死」と真摯に向き合い、「生」の大切さを強く認識し、自らの人生を大切に生きるためのヒントが見えてくるはずだ。
●序章 死から生を見る「逆さの視点」
●第1章 人は死んだらどうなるのか
●第2章 検死制度や死者の名医はなぜ必要なのか
●第3章 死体に残されたメッセージの読み方
●第4章 偽装工作の見破り方
●第5章 法医学は生きている人にも役に立つ
●第6章 「逆さの視点」で見える現代日本
●第7章 増え続ける自殺について思うこと
内容説明
死者は話しかけてくる。死から生を見る「逆さの視点」で事件の真相は必ず見えてきた。2万体もの「死体」を見つめ続けた法医学者による特別講義録。
目次
序章 死から生を見る「逆さの視点」
第1章 人は死んだらどうなるのか
第2章 検死制度や死者の名医はなぜ必要か
第3章 死体に残されたメッセージの読み方
第4章 偽装工作の見破り方
第5章 法医学は生きている人にも役に立つ
第6章 「逆さの視点」で見える現代日本
第7章 増え続ける自殺について思うこと
感想・レビュー
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しーやん
rubidus
あおき
Hiroyasu Saito
ライムとザクロ