出版社内容情報
現代人の多くが抱えているパーソナリティ障害の諸問題と解決策を、精神医学の観点から詳細に解説。豊富な具体例がとても参考になる。
パーソナリティ障害(人格障害)とは、偏った考え方や行動パターンのために、家庭や社会生活に支障をきたした状態のこと。愛を貪る、賞賛だけがほしい、主人公を演じる、悪を生き甲斐にする、傷つきを恐れる……現代人が抱える生きづらさの背景には、ある共通の原因があるのだ。アメリカ人の10%がパーソナリティ障害であるという統計もある。
▼本書は、境界性、自己愛性、演技性、反社会性、回避性など、パーソナリティ障害の10タイプそれぞれについて、(1)特徴と背景、(2)接し方のコツ、(3)克服のポイントを、具体的にわかりやすく解説してくれる。パーソナリティ障害全般に関する日本ではじめての入門解説書である。
▼巻末に付録として「パーソナリティ自己診断シート」がついている。人間関係で悩んでいる人は、このシートを利用することによって、人間関係回復のたしかな手がかりを得ることができるだろう。
[第Ⅰ部]パーソナリティ障害の本質
●第一章 パーソナリティ障害とは何か
●第二章 パーソナリティ障害はなぜ生まれるのか
[第Ⅱ部]パーソナリティ障害のタイプと対処
●第三章 愛を貪る人々――境界性パーソナリティ障害
●第四章 賞賛だけがほしい人々――自己愛性パーソナリティ障害
●第五章 主人公を演じる人々――演技性パーソナリティ障害
●第六章 悪を生き甲斐にする人々――反社会性パーソナリティ障害
●第七章 信じられない人々――妄想性パーソナリティ障害
●第八章 頭の中で生きている人々――失調型パーソナリティ障害
●第九章 親密な関係を求めない人々――シゾイドパーソナリティ障害
●第十章 傷つきを恐れる人々――回避性パーソナリティ障害
●第十一章 一人では生きていけない人々――依存性パーソナリティ障害
●第十二章 義務感の強すぎる人々――強迫性パーソナリティ障害
内容説明
パーソナリティ障害とは、偏った考え方や行動パターンのために、家庭や社会生活に支障をきたしている状態のこと。愛を貪る、賞賛だけがほしい、主人公を演じる、悪を生き甲斐にする、傷つきを恐れる…現代人が抱える生きづらさの背景には、ある共通の原因があるのだ。本書は、境界性、自己愛性、演技性、反社会性、回避性など、パーソナリティ障害の10タイプそれぞれについて、克服や援助の際にポイントとなる点を具体的に記す。精神医学的な観点から書かれた生き方術の本。
目次
第1部 パーソナリティ障害の本質(パーソナリティ障害とは何か;パーソナリティ障害はなぜ生まれるのか)
第2部 パーソナリティ障害のタイプと対処(愛を貪る人々―境界性パーソナリティ障害;賞賛だけがほしい人々―自己愛性パーソナリティ障害;主人公を演じる人々―演技性パーソナリティ障害;悪を生き甲斐にする人々―反社会性パーソナリティ障害 ほか)
著者等紹介
岡田尊司[オカダタカシ]
1960年、香川県生まれ。精神科医。医学博士。東京大学哲学科中退。京都大学医学部卒。同大学院高次脳科学講座神経生物学教室、脳病態生理学講座精神医学教室にて研究に従事。現在、京都医療少年院勤務。パーソナリティ障害治療の最前線に立つ臨床家の一人である。著書に『人格障害の時代』(平凡社新書)。また、心のエクササイズのため、小笠原慧のペンネームで小説を執筆。第20回横溝正史賞を受賞した『DZ』、『手のひらの蝶』(ともに角川書店)などの作品がある
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感想・レビュー
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