出版社内容情報
母親の小言に秘められた人生の秘訣。
誰もが、オフクロに小言を言われながら育ってきた。ほんのちょっとしたことの中にこめられた、人生万般に通じる哲学を綴る。
「親の意見と冷や酒は、あとからじっくり効いてくる」……と、よく言われる。ましてや、子供の頃に、オフクロに言われたことだったら、その効能は永遠であろう。オフクロさんの小言というものは、高級なことを説き聞かせてくれたわけではない。要するに、「しっかりしなさいよ!」と、言ってくれただけであるが、これがなんとも言えず逆らえない。そんな思いを伝える、一風変わったエッセイ集。
●じっと待たなきゃ、トンボはとれんよ。
●なんでそう忘れ物するか、考えてみな。
●また無くし物かい。どこに置いたのよ。
●ほら、もっと威勢のいい声出すんだ。
●ゴロゴロしてないで、少し歩ってきな。 ほか
内容説明
考えに沈んだり、思い屈したり、そんな時、なんとはなしに思い出す、オフクロの声。いつも言われていた。「しっかりしなよ!」と…。
目次
じっと待たなきゃ、トンボはとれんよ。
なんでそう忘れ物するか、考えてみな。
また無くし物かい。どこに置いたのよ。
ほら、もっと威勢のいい声出すんだ。
ゴロゴロしてないで、少し歩ってきな。
そんなせまいとろ、でられなくなるよ。
オロオロしてたって、始まらんよ。
もうあきらめなよ、いいかげん。
その気まま勝手、自分でどないかしいや。
ご飯もオカズも残さず食べなきゃ。〔ほか〕
著者等紹介
向井徹[ムカイトオル]
1929年、東京生まれ。一橋大学経済学部卒。“ラジオたんぱ”日本短波放送(現“ラジオNIKKEI”日経ラジオ社)勤務。並行して広告制作、創造性開発、マスコミ教育等に携わる。現在、コトバの仕事場Word Work主宰
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