琥珀色の夢を見る―竹鶴政孝とニッカウヰスキー物語

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  • サイズ B6判/ページ数 242p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569633527
  • NDC分類 588.5
  • Cコード C0034

出版社内容情報

ニッカウヰスキーの物づくりの精神を探る。

世界最高峰と認められたニッカウヰスキー。創業者・竹鶴政孝の思いを受け継ぎ、最高品質を追い求める商品づくりの伝統を取材を基に綴る。

“自分たちの手で本格ウイスキーをつくりたい”まだ海外渡航もままならない大正時代、この熱い思いだけを胸に、単身スコットランドに渡った男がいた。その名は竹鶴政孝、ニッカウヰスキーの創業者である。

▼彼は、グラスゴーの大学で学び、各地の蒸溜所でウイスキーづくりの実習に励む。望郷の念に駆られつつ、数々の困難を経て得たのは本場の技術だけではない。二年後、帰国した際には、青い目の新妻を伴っていた……。日本でも多くの紆余曲折を経て独立、余市に工場を建設する。そしてスコットランドで学んでから二十年、ついに「ニッカウヰスキー」を発売する。

▼世界で賞賛されるウイスキーブランドにまで成長したニッカの七十年の歴史を、創業者・竹鶴政孝のウイスキーに賭ける情熱と想いを重ね合わせて振り返る。ウイスキーファンならずとも、若くして人生の目標を定め、迷わず一筋の道を貫いた男のロマンには、深い共感と感動を覚えるだろう。

●第1章 世界最高と認められた「余市」モルト 
●第2章 初の本格ウィスキー誕生 
●第3章 鶴竹スピリットとは何か?―世界最高のウィスキーはこうして造られる 
●第4章 東京進出、そして全国展開へ 
●第5章 遊びとダンディズム 
●第6章 日本人としての鶴竹リタ 
●第7章 繁栄と苦境の大波の中で 
●第8章 不思議な縁―ニッカとアサヒビール 
●第9章 琥珀色の夢を見て 
●終章 「マイウィスキーづくり」のドラマ

内容説明

世界最高と認められたウィスキーはいかにして生まれ、継承されたのか。

目次

第1章 世界最高と認められた「余市」モルト
第2章 初の本格ウィスキー誕生
第3章 竹鶴スピリットとは何か?―世界最高のウィスキーはこうして造られる
第4章 東京進出、そして全国展開へ
第5章 遊びとダンディズム
第6章 日本人としての竹鶴リタ
第7章 繁栄と苦境の大波の中で
不思議な縁―ニッカとアサヒビール
第9章 琥珀色の夢を見て
終章 「マイウィスキーづくり」のドラマ

著者等紹介

松尾秀助[マツオヒデスケ]
昭和14年、東京都生まれ。東京大学法学部を卒業後、38年、(株)文芸春秋に入社。「文芸春秋」「週刊文春」編集部などを経て53年、フルブライト奨学金研究者としてアメリカに留学。帰国後、スポーツ総合誌「ナンバー」を創刊、編集長。平成7年に退社し、フリーランスとして執筆活動中
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Toshiyuki Shana

1
竹鶴氏本人の内容からだんだんとニッカという企業の説明になっている感じが残念。 引き続き、朝ドラを楽しみます。2014/10/28

tomaton44

0
『ヒゲのウイスキー誕生す』・『リタの鐘がなる』に続くマッサン関連の本。『ヒゲの~』はマッサン視点、『リタの~』はリタ視点、この本はマッサンを中心としたニッカという会社の物語。他の二冊に比べると多くの人が登場して、ニッカの会社としての側面が描かれている。その反面、一人一人の悩みに関しては深く描かれてはいない。他の二冊には描かれているが、この本には描かれていないものもあり、この本にしか描かれていない出来事もある。もっともどの本も、取材を基にしたフィクションであるという立場なのでそこは割り引く必要があるけどね。2016/08/18

KZT

0
ニッカウヰスキーを一杯飲みながら、じっくり読みたい一冊。約10年振りに再読し、昔の記憶と照らし合わせながら楽しく読了。鶴見のビール工場長時代の話が出てくるが、これは今のキリンビアビレッジ?自分がまだ小さかった頃、祖父がニッカを愛飲していたのを懐かしく思い出した。2015/12/21

日野 輝樹

0
朝ドラの影響を受け、読みはじめました。マッサンのみならず、その後の影響力も、大きいことが良く分かりました。ドラマも、もっと楽しめそうです。2014/11/04

禁酒パンヤ

0
ニッカウヰスキー創業者の竹鶴政孝氏の足跡をたどった人物記。かつての日本に本物のウィスキーはなかった。スコットランドでウィスキー作りを学ぶ機会を得て、日本で着手するのだか…。こちらも自分の信念を貫き通した姿に深い感動を覚える一冊です。

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