出版社内容情報
ニッカウヰスキーの物づくりの精神を探る。
世界最高峰と認められたニッカウヰスキー。創業者・竹鶴政孝の思いを受け継ぎ、最高品質を追い求める商品づくりの伝統を取材を基に綴る。
“自分たちの手で本格ウイスキーをつくりたい”まだ海外渡航もままならない大正時代、この熱い思いだけを胸に、単身スコットランドに渡った男がいた。その名は竹鶴政孝、ニッカウヰスキーの創業者である。
▼彼は、グラスゴーの大学で学び、各地の蒸溜所でウイスキーづくりの実習に励む。望郷の念に駆られつつ、数々の困難を経て得たのは本場の技術だけではない。二年後、帰国した際には、青い目の新妻を伴っていた……。日本でも多くの紆余曲折を経て独立、余市に工場を建設する。そしてスコットランドで学んでから二十年、ついに「ニッカウヰスキー」を発売する。
▼世界で賞賛されるウイスキーブランドにまで成長したニッカの七十年の歴史を、創業者・竹鶴政孝のウイスキーに賭ける情熱と想いを重ね合わせて振り返る。ウイスキーファンならずとも、若くして人生の目標を定め、迷わず一筋の道を貫いた男のロマンには、深い共感と感動を覚えるだろう。
●第1章 世界最高と認められた「余市」モルト
●第2章 初の本格ウィスキー誕生
●第3章 鶴竹スピリットとは何か?―世界最高のウィスキーはこうして造られる
●第4章 東京進出、そして全国展開へ
●第5章 遊びとダンディズム
●第6章 日本人としての鶴竹リタ
●第7章 繁栄と苦境の大波の中で
●第8章 不思議な縁―ニッカとアサヒビール
●第9章 琥珀色の夢を見て
●終章 「マイウィスキーづくり」のドラマ
内容説明
世界最高と認められたウィスキーはいかにして生まれ、継承されたのか。
目次
第1章 世界最高と認められた「余市」モルト
第2章 初の本格ウィスキー誕生
第3章 竹鶴スピリットとは何か?―世界最高のウィスキーはこうして造られる
第4章 東京進出、そして全国展開へ
第5章 遊びとダンディズム
第6章 日本人としての竹鶴リタ
第7章 繁栄と苦境の大波の中で
不思議な縁―ニッカとアサヒビール
第9章 琥珀色の夢を見て
終章 「マイウィスキーづくり」のドラマ
著者等紹介
松尾秀助[マツオヒデスケ]
昭和14年、東京都生まれ。東京大学法学部を卒業後、38年、(株)文芸春秋に入社。「文芸春秋」「週刊文春」編集部などを経て53年、フルブライト奨学金研究者としてアメリカに留学。帰国後、スポーツ総合誌「ナンバー」を創刊、編集長。平成7年に退社し、フリーランスとして執筆活動中
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Toshiyuki Shana
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