出版社内容情報
小笠原流礼法を基本とした現代マナーを紹介しつつ、如何なるときにも臨機応変に振舞い、真に「美しい人」であるための心得を伝授する。
自分本位の振舞いが多くなりつつある現代社会の中で、コミュニケーションを円滑にし、なおかつ多くの人との出会いを充実した時間に変えるには何が必要なのだろうか。
▼相手の悲しみのみならず、喜びをも分かち合えることは、相手との距離を格段にちぢめる。そのためには自分の気持ちを押し殺すのではなく、相手へのこころを大切にし、それを表現するのである。
▼しかし、その表現方法は自己流に走ってはいけない。相手のこころとの温度差を無くすために作法は発展してきたのである。たくさんの作法を身につけ、どんなときにも臨機応変に自然な振舞いができるようになれば、多くの人々と楽しい一時を過ごすことができるであろう。「小笠原礼法」が伝承する作法の基本は、現代にこそ生かされるコミュニケーションの知恵に溢れている。
●序章 美しい人
●第1章 第一印象を大切に
●第2章 訪問ともてなし
●第3章 慶弔の心得
●終章 自然な振舞いを身につける
内容説明
毎日の生活の中で、他の人々に不快感を与えず、共に過ごすにはどうすればいいでしょう。人間関係を円滑にするための礼法は有効なツールです。小笠原流礼法の基本に沿ったマナーを活かして、他人にさわやかな印象を与える真に「美しい人」への扉を開きましょう。
目次
序章 美しい人(美しい人;小笠原礼法とは ほか)
第1章 第一印象を大切に(姿勢;身嗜み ほか)
第2章 訪問ともてなし(玄関;上座と下座 ほか)
第3章 慶弔の心得(返信はがきと手紙の心得;金子包み ほか)
終章 自然な振舞いを身につける(「こうでなければならない」は存在しない;時には礼を省略する ほか)
著者等紹介
小笠原敬承斎[オガサワラケイショウサイ]
東京生まれ。前宗家・故小笠原忠統(小笠原惣領家第32世・平成8年没)の実姉である小笠原日英尼公の真孫。聖心女子学院卒業後、副宗家を経て、平成8年小笠原流礼法宗家に就任。現代生活に合わせた礼法普及のために、各地で指導、講演等をおこなっている
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- Voice 平成26年4月号