亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズ<br> シリアからの叫び

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亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズ
シリアからの叫び

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  • サイズ B6判/ページ数 256p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784750514451
  • NDC分類 936
  • Cコード C0036

出版社内容情報

目覚めると町は戦場になっていた



女性ジャーナリストが内戦初期のシリアに生きる人々を取材。砲弾やスナイパーや拷問の恐怖の下で暮らし、子供を育てるとはどういうことか。戦争とは、一体なんなのか。危険のただなかで語り出される、緊迫のルポルタージュ。





想田和弘氏(映画作家)推薦!

著者はシリアに入り、一般市民の目線でその恐るべき実態を描写する。彼女自身命がけ。よくもこんな取材ができたものだと圧倒される。本書はシリア人と著者の血で綴られた貴重な「歴史書」であり、平和な国の住民にとっては不吉な「予言の書」である。



全米各紙で絶賛!

ノーベル賞作家アレクシエーヴィチを彷彿とさせる。灼けつくような、必読の書。

 ―ミチコ・カクタニ(「ニューヨーク・タイムズ」書評)



必読。抽象的政治的な観点からではなく、あくまで人間に寄り添って描かれた、シリアの革命と内戦のルポ。      ―ロビン・ヤシン・カッサブ(「ガーディアン」書評)



2016年刊行と同時に、「パブリッシャーズ・ウィークリー」「ブックリスト」「カーカス・レビュー」「フィナンシャル・タイムズ」ほか全米で書評多数。

ジャニーン・ディ・ジョヴァンニ[ジャニーン ディ ジョヴァンニ]
アメリカのニュージャージー生まれの女性ジャーナリスト。「ニューズウィーク」の中東記事担当。「ヴァニティ・フェア」などに寄稿。戦地および紛争地に赴いて取材を続ける経験豊かな記者で、現在もっとも尊敬されるジャーナリストのひとり。赴いた戦地は二十五の国と地域を超える。これまでに本書を含め七冊の著書を上梓。パリ在住。

古屋 美登里[フルヤ ミドリ]
翻訳家。訳書に『モンスターズ』(白水社)、エドワード・ケアリー『望楼館追想』(文春文庫)、 ダニエル・タメット『ぼくには数字が風景に見える』(講談社) ほか多数。

内容説明

世界の紛争地帯を取材してきた著者は、二〇一二年、シリアに入る。そこでは、「アラブの春」から始まった民主化運動が過激化し、国を取り返しのつかない混乱・崩壊へと導く内戦の火蓋が切って落とされていた。恐るべき拷問を受けた男性、レイプされた女性、瓦礫の中で必死の治療を続ける医師、脅迫を受けながらも毎日パンを焼き続けるパン屋、スナイパーのひそむ場所で子育てをする女性、そして兵士たち。声を奪われた人々に寄り添い、世界を揺るがすシリア内戦の実情をつぶさに伝える、緊迫のルポ。

目次

第1章 ダマスカス―二〇一二年六月二十八日木曜日
第2章 ラタキア―二〇一二年六月十四日木曜日
第3章 マアルーラとダマスカス―二〇一二年六月‐十二月
第4章 ホムス―二〇一二年三月八日木曜日
第5章 ダーライヤー―二〇一二年八月二十五日土曜日
第6章 ザバダニ―二〇一二年九月八日土曜日
第7章 ホムス バブ・アル=セバー通り―二〇一二年十月十四日日曜日
第8章 アレッポ―二〇一二年十二月十六日日曜日
終章 戦争は終わらない―二〇一五年三月

著者等紹介

ディ・ジョヴァンニ,ジャニーン[ディジョヴァンニ,ジャニーン] [di Giovanni,Janine]
アメリカのニュージャージー州生まれの女性ジャーナリスト。「ニューズウィーク」の中東記事担当。「ヴァニティ・フェア」などに寄稿。戦地および紛争地に赴いて取材を続ける経験豊かな記者で、現在もっとも尊敬されるジャーナリストのひとり。パリ在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

127
図書館の新刊コーナーで見つけて読みました。シリア関連本は、初読です。この本を読んでシリア問題が全て解る訳ではありませんが、殺戮、拷問、レイプ、難民、シリアの悲惨さがリアルに伝わって来ます。本書から、まさにシリアの悲しい叫びが聞こえて来ます。シリアが第2のベトナムや第三次世界大戦の起点にならないよう願っています。欧米の先進国はシリア問題の大元の原因が自分達にあることを認識していますでしょうか?アメリカを無条件に支持する我が国政府も同罪です。2017/04/14

どんぐり

67
「21世紀最大の人道危機」といわれるシリア内戦。2012年にダマスカス、ラタキア、ホムス、ダーライヤー、ザバダニ、アレッポを取材した女性ジャーナリストの記録。レイプされたシリア難民の女性たちのレポート、兵士とスナイパーの「猫と鼠の駆け引き」のような市街戦、上空から無差別に投下される政府軍による樽爆弾の恐怖と瓦礫に埋もれた人々、そしていまも続く終わりのないシリア内戦。終章には政治学者チャールズ・ティリーの「戦争は国家を生み、国家は戦争を生む」の引用と著者の問いかけがある。2018/03/02

キクチカ いいわけなんぞ、ござんせん

27
2012年から始まったシリアの内戦のルポ。恐ろしい暴行と拷問に、人が苦しむのを見て楽しむ人間が考えるいろいろな痛めつけ方に戦慄した。戦闘が行われている街でゴミに腰まで埋まったまま食べ物を探す老人や、反政府軍に守られながら毎日パンを焼くパン屋。風邪程度の病でも死んでいく赤ん坊。今もガザなどで起こっていてそこで大勢の女性たちがレイプされ少年たちが戦闘員として殺されて老人たちも面白半分に撃たれて殺されているのだろう。著者はそこで見たものを何も助けられないまま今も生きているのを恥じている、と書いてある。2024/03/21

かもめ通信

24
著者はアフガニスタンやイラクをはじめあちこちの戦地に赴き、人権と戦争犯罪をテーマに取材を行っているアメリカ人の女性ジャーナリスト。この本は主に2012年に、著者自身が数度にわたってシリア各地での取材を元にして書かれている。彼女がひろう“叫び”は本当に凄まじい。本やTVやネットの中だけのことでは済ますことのできない、直視しなくてはいけない現実がそこにはある。 まとめるのがとても難しくて随分長くなってしまったが、長文レビューも書いてみたのでよかったらそちらもどうぞ。2017/03/22

ののまる

14
もうシリア人自身にも何が何だかわからない悲惨な状況になっている。2018/11/05

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