内容説明
一人の男を、命よりも深く愛した少女エリサを待ちうける信じられない運命とは…。まるでジェットコースター!読者を夢中にさせる極上のエンターテイメント性と、世界の批評家が絶賛した高い芸術性。これこそ、本物の大人の小説。
著者等紹介
アジェンデ,イサベル[アジェンデ,イサベル][Allende,Isabel]
ラテンアメリカで最高の評価と人気を誇るチリ人女性作家。その衝撃的なデビュー以来、傑作を次々と世におくりだし、『天使の運命』で、大陸や言語圏を超えた世界的なベストセラー作家としての地位を不動のものにした。彼女の作品は全世界で3500万冊を売り上げているだけでなく、数々の文学賞を受賞している。現在はサン・フランシスコに在住
木村裕美[キムラヒロミ]
東京生まれ。上智大学外国語学部イスパニア語学科卒業。内外の銀行勤務を経て、フリーの翻訳家。1991年より、マドリッド(スペイン)在住
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
白のヒメ
57
ゴールドラッシュ時代、チリにおけるイギリス系移民に拾われて育てられた捨て子の少女と、彼女をとりまく魅力的な人物たちの物語の上巻。マジックリアリズム小説を書く作家として名高いので、だいぶ構えて読み始めたのだけれど、「一気読み」という評判通り、ワクワク指数かなり高めの冒険小説に感じられ、いい意味で期待外れ。恋愛要素は思ったよりも少なめで、それよりも魅力的な登場人物たちの人生描写がとても面白い。これはよい作家を見つけたとほくそえみ下巻へ。2016/07/02
りつこ
34
まるでロマンス小説のような表紙なのだが、イサベルアジェンデなのだ。イサベルアジェンデだけどまるでロマンス小説のようでもある。とても読みやすいので調子が良ければ夢中になって1日で読んでしまうところだが、なにせスランプなのでえっちらおっちらようやく。2016/06/05
Haru
21
初読みの作家さん。しかも久しぶりの翻訳もの。ストーリーは面白いが、翻訳があまり練られておらず気が削がれつつ読み進めたら、タオ・チェンの話になってからは流れも良くなり先が気になるように。さて、下巻はどうかな。2016/07/09
umeko
10
タオ・チェンの物語に魅了されて、上巻を読了。そうそうエリサの物語だった、と思い出したところで下巻へ!2015/01/24
秋良
6
恋に恋するお嬢様が、初恋の男を密航してチリからカリフォルニアまで追っかけるって凄い粗筋(笑)初恋は得てして上手くいかないものだけど、カリフォルニアで何するんだろ。2018/01/03
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