出版社内容情報
社員の本気と能力をひきだすマネジメント。
才能のある社員を採用しモチベーションを与え、最大限の能力をひきだし会社に貢献させ続ける、コミットメント経営をわかりやすく解説。
長きにわたる経済のダウントレンドの中で、多くの企業が業績不振に陥り、一人一人のビジネスマンにとって達成感に乏しい日々が続いている。うまくいかないから本気が出ない、本気が出ないからますますうまくいかなくなっている。
▼コミットメントとは、献身・係わり合い・意欲などを意味するが、本書では仕事に対する「やる気」、「本気」という意味で扱う。人の心に沿った本気の引き出し方が本書のテーマである。
▼具体的には、業務プロセスと評価尺度の透明化・認知や称賛のシステム・起業家精神の刺激・ミッションの構築などを組織に応じて自分たちの業務に適合していくことである。目的は、業績を維持するために組織を活性化することであり、「コミットメントの引き出し」はそのキーワードである。
▼3M・リクルート・プロジェクトXなどの豊富な実践事例を用い、ブロードキャスターでおなじみの著者がミドルマネジメントにエールをおくる一冊である。
●第1章 コミットメントの引き出し方
●第2章 今なぜコミットメントなのか
●第3章 コミットメント経営のベストプラクティス
●第4章 コミットメントマーケティング~コミットメントの組織浸透
内容説明
何かの仕事を、やらされているといった感じではなく、自分自身が主体的に「やりたい、もしくはやるべきこと」と感じて真剣にとりくむことである。やる気を出すしかない。カラ元気でも良いから、本気を出すしかないのだ!ミドルマネジメントにおくる「社員の本気の引き出し方」の決定版。
目次
第1章 コミットメントの引き出し方(社員のコミットメント(本気)を引き出すとは?
カッツェンバック『コミットメント経営』の取扱説明書 ほか)
第2章 今なぜコミットメントなのか(四つの視点から見た日本企業の現状;脱大組織→チーム・ネットワーク組織)
第3章 コミットメント経営のベストプラクティス(コミットメントを引き出す仕組みのベストプラクティス;MVP(ミッション、バリュー、プライド)のベストプラクティス)
第4章 コミットメントマーケティング―コミットメントの組織浸透(コミットメントマネジメント、組織浸透という課題;マーケティング理論を、組織浸透に ほか)
著者等紹介
野田稔[ノダミノル]
多摩大学経済情報学部助教授、リクルートフェロー、ワトソンワイアットジャパン取締役。1957年東京生まれ。81年一橋大学商学部卒業、同年野村総合研究所入社。87年一橋大学大学院商学修士。同社経営コンサルティング一部部長を経て、2001年より現職。TBS『ブロードキャスター』などメディアでも活躍中
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