出版社内容情報
童門冬二が厳選!生きる力をくれる詩の数々。
喜びの時に、悲しい時に、ほろ酔いの時に、心を静かに満たしてくれるリズムある言葉がある。知っておきたい、人にも教えたい厳選詩集!
七五調に代表される、日本の美しい言葉のリズム。その韻律に彩られた珠玉の名詩を味わいつくせるのが本書である。上田敏、北原白秋、石川啄木、島崎藤村、百人一首から、中島みゆきまで心を洗う名詩文がならぶ。
▼ちなみに著者は、詩への要件として、次をあげる。
●暗記できること
●文章が美しいこと
●わかりやすい文章であること
●口ずさめること
●リズムがあること
●いつまでも忘れないこと
●酔ったときに、口ずさむと急に幸福な気分を味わえること
●他人に対してやさしい気持ちが持てること
●「オレだって、生きていてもいいんだ」という自信も持たせてくれること
●他人にも「こういう詩がありますよ」と教えてあげたくなること……。まさに、本書にはその要件を満たした詩が満載されている。
▼本書を一読すれば、日本人がこれまでいかに美しい言葉を紡いできたか、あらためて感動させられるに違いない。生きていくために、これだけは知っておきたい名詩集である。
●オイゲン・クロアサン
●カアル・ブッセ
●北原白秋
●三好達治
●石川啄木
●中原中也
●島崎藤村
●若山牧水 ほか
目次
上田敏訳詩集『海潮音』から
上田敏訳詩集『牧羊神』から
北原白秋
三好達治
石川啄木
中原中也
島崎藤村
若山牧水
『梁塵秘抄(後白河法皇編)』から
『閑吟集』、『宗安小歌集』から〔ほか〕
著者等紹介
童門冬二[ドウモンフユジ]
本名、太田久行。昭和2年、東京生まれ。東京都立大学事務長、東京都広報室課長、広報室長、企画調整局長、政策室長を歴任。昭和54年、美濃部知事の引退とともに都庁を去り、作家生活に専念。在職中に培った人間管理と組織の実学を、歴史と重ね合わせ、小説、ノンフィクションの世界に新境地を拓く。「暗い川が手を叩く」で第43回芥川賞候補。日本文芸家協会ならびに日本推理作家協会会員。平成11年に勲三等瑞宝章を受賞
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