武術の創造力―技と術理から道具まで

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  • サイズ B6判/ページ数 247p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569627106
  • NDC分類 789.3
  • Cコード C0030

出版社内容情報

武術についてのおもしろくて奥深い話。

桑田投手の復活の師匠として注目をあびる甲野氏と、新進の時代小説家である多田氏が、武術の奥深い部分について語り合う。

現在話題の武術家・甲野善紀と、新進気鋭の時代小説作家・多田容子が、武術の技や術利、そして、刀や手裏剣などの道具、果ては、時代劇や時代小説についてまで、縦横無尽に語り尽くした、異色の座談が、本書である。ページをめくるごとに、日本人について、武ということについて、意外な話題が展開され、読者は、目からウロコが落ちる思いを味わうとともに、日本文化の奥深さについて、あらためて新鮮な思いを抱かされるであろう。明治以来の西洋文化隆盛で、普段われわれが当たり前と考えていることが、不思議な感覚とともに覆される快感を味わわせてくれる一冊である。

[1]松聲館と桑田真澄選手 
[2]「ないない尽くし」の不思議な師弟関係 
[3]「捻らない、タメない、うねらない」ということ 
[4]大リーガー、マダックス投手の投球ファーム 
[5]「元の方法」にこだわるか、「正反対の論理」を試すか 
[6]簡便な動きに隠された「速さ」と「威力」 
[7]実際にやってみせてくれる人こそ理想のコーチ 
[8]「投げ」と「打ち」の違い ほか

内容説明

「武の世界」とは、こんなに奥深かったのか!日本人とは、こんなにすごかったのか!聞いてびっくりの話、眼からウロコが落ちる話が満載。話題の武術家と、新進気鋭の時代小説作家による異色の坐談。

目次

松声館と桑田真澄選手
「ないない尽くし」の不思議な師弟関係
「捻らない、タメない、うねらない」ということ
大リーガー、マダックス投手の投球フォーム
「元の方法」にこだわるか、「正反対の論理」を試すか
簡便な動きに隠された「速さ」と「威力」
実際にやってみせてくれる人こそ理想のコーチ
「投げ」と「打ち」の違い
気配を出さないという重大事
驚くべき手裏剣術の達人たち〔ほか〕

著者等紹介

甲野善紀[コウノヨシノリ]
1949年、東京生まれ。1978年、武術稽古研究会・松声館を設立。以後、他武道や異分野との交流を通して、現在では失われた精妙な古伝の術理と技法を探究している

多田容子[タダヨウコ]
作家。1971年、香川県生まれ。兵庫県尼崎市に育つ。京都大学経済学部卒業。96年、97年、98年に、時代小説大賞の最終候補となる。99年、柳生十兵衛を主人公とした剣豪小説『双眼』(講談社)でデビュー
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感想・レビュー

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湯飲み猫

1
対談なのだが、刀にまつわる蘊蓄が中心に。時おり挟まれる剣豪の逸話などを、甲野さんならではの身体感覚をもとに語ってくれたらもっと面白かったのになぁと思う。2012/05/16

江本正輝

0
期待してた内容とは、違ったけれども勉強になりました。2016/04/16

おおや

0
内容についていけなくて足掛3年

Q-Q

0
途中からは完全に日本刀についての話に終始。日本刀の話をするのなら、このタイトルはいただけない。もっと武術の技について述べられると思っていたのでがっかり。意識している読者層がまったく見えず、自分の趣味だけで作られた自己満足の本だと思った。2010/10/12

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