滴みちる刻きたれば〈第3部〉松下幸之助と日本資本主義の精神

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  • サイズ B6判/ページ数 249p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569626215
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0030

出版社内容情報

戦時下の松下幸之助を描く決定版評伝第三部。

松下幸之助は昭和の激動期となる戦前、そして戦中をどう生き、何を考えたのか。豊富な資料を駆使して描く、決定版評伝の第三部刊行!

松下幸之助の経営哲学はいかに形成されたのか。その核心と、日本資本主義に与えた影響とは何か。気鋭の評論家がその核心を描く、決定版評伝の第三部が刊行。

▼本巻においては、昭和7年から24年(松下幸之助五十四歳)までが取り上げられている。これまであまり伝えられることのなかった昭和の激動期、すなわち戦前から戦中の時代を、松下幸之助はどう生き、何を考え、何を悩んだのかが、豊富な新資料と、同時代への著者の深い造詣をもとに描き出される。すでに戦前、ひとかどの地位を築いていた松下は、しかしそれゆえ祖国の命運と深く関わり、軍需にも携わっていく。避けがたい歴史の波が、松下電器にもたらしたものは何か。

▼ちなみに、第一部は少年時代から独立開業までを、第二部は創業からの数々の快進撃と、産業人の真の使命を悟る昭和7年までを取り上げている。現在、月刊誌『Voice』に連載中で、シリーズ全体としては全5巻の完結を予定。

●第1章 松の木の郷 
●第2章 聖なる事業 
●第3章 紀ノ川の流域 
●第4章 故郷を追われし者 
●第5章 船場の商人 
●第6章 電気の時代へ 
●第7章 大阪の青春 
●第8章 病者の光学 
●第9章 家族の肖像 
●第10章 逡巡の季節 
●第11章 “冒険”への船出 
●第12章 創業の階梯

内容説明

決定版評伝、第三部待望の刊行!松下幸之助、戦前、戦中をどう生き、何を考えたのか。昭和7年から24年(54歳)まで。

目次

第1章 ラジオの時代
第2章 門真
第3章 事業部制
第4章 昭和の資本主義
第5章 正価販売と連盟店
第6章 総力戦
第7章 統制
第8章 後継者
第9章 徴用
第10章 松下飛行機株式会社
第11章 敗戦
第12章 PHP

著者等紹介

福田和也[フクダカズヤ]
昭和35年、東京に生まれる。慶応義塾大学文学部仏文科卒業。同大学院文学研究科仏文学専攻修士課程修了。現在、慶応義塾大学助教授。気鋭の評論家として文壇・論壇で活躍。『日本の家郷』(新潮社)で三島由紀夫賞、『甘美な人生』(新潮社)で平林たい子文学賞、『地ひらく』(文芸春秋)で山本七平賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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