出版社内容情報
組織目標を達成するためのリスクマネジメント。
これからの企業のリスクマネジメントは、一部の人間のだけではなく、組織員全員の役割だ! その概要と実務を指南する入門書。
ここ十年ほど、リスク・マネジメントが注目を集めている。金融リスクのマネジメント手法の発達、災害リスクに対する意識の高まり、法的責任の増加、そして障害、健康、退職などの人的資源のリスク、人材育成の不確実性など、その理由は多岐にわたっている。また、最近のリスク・マネジメントに対する関心は、近年起こった相次ぐ事件、それにまつわる不祥事とそれに続く対応の不手際など、一連の社会問題に対する世論の高まりに拠るところが多分にあると思われる。リスク・マネジメント分野に注目が集まっているいまこそ、リスク・マネジメントが単なる一部門の管轄ではなく、組織目標に大きく貢献できるものとして、その本質を理解すべきである。本書は、従来の財務を中心にした従来型のリスク・マネジメントではない、組織的リスク・マネジメントについて論じる。リスク・マネジメントの歴史から昨今の新型リスクに対応するための企業の組織の再編成法などを論じる。
●第1章 リスク・マネジメントとは
●第2章 リスク評価
●第3章 リスク・コントロール
●第4章 リスクに対する資産エクスポージャー
●第5章 賠償責任リスク・エクスポージャー
●第6章 リスク・ファイナンシング(リスクの財務的処置)の原理
●第7章 保険
●第8章 リスク・マネジメント・プログラム
目次
第1章 リスク・マネジメントとは
第2章 リスク評価
第3章 リスク・コントロール
第4章 リスクに対する資産エクスポージャー
第5章 賠償責任リスク・エクスポージャー
第6章 リスク・ファイナンシング(リスクの財務的処置)の原理
第7章 保険
第8章 リスク・マネジメント・プログラム
著者等紹介
ヤング,ピーター[ヤング,ピーター][Young,Peter C.]
米国セント・トーマス大学MBAリスク・マネジメント学科長。E.W.ブランチSr.記念経営上級チェアー。博士のMBAコースは全米でベスト4に入る高い評価を得ている。博士のテキスト『Risk Management and Insurance Eighth Edition』は、全米の大学でもっとも多く採用されており、世界のリスク・マネジメントのパイオニアである
ティピンズ,スティーブン[ティピンズ,スティーブン][Tippins,Steven C.]
ルーズベルト大学リスク・マネジメント/保険ラルフA.ウェイル(Rolf A.Weil)教授。CLU(Chartered Life Underwriter;公認生命保険士)、ARM(Associate in Risk Management;リスク・マネジメント士)。リスク・マネジメント実務の世界でも定評がある
宮川雅明[ミヤガワマサアキ]
(株)ニューチャーイノベーション代表取締役。専門分野はコーポレートガバナンス、戦略、組織開発、HRMなど。英国経営者協会認証取締役Diploma in Company Direction
高橋紀子[タカハシノリコ]
(株)ニューチャーイノベーション財務・リスクコンサルティング担当。専門分野は企業価値分析など。東北大学大学院修士課程修了。アメリカン大学大学院MA
坂本裕司[サカモトユウジ]
(株)ニューチャーイノベーション組織・人事コンサルティング担当。専門分野はパフォーマンスマネジメントなど。ノッティンガム大学経営大学院MBA
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。