出版社内容情報
作文コンクール「頑固者賞」受賞作品を全公開。
本多作左衛門の“人づくり・心そだて”をテーマに、取手市が全国に作文を募集。ユーモアや涙誘う、情感溢れる三回分の入選作品を収録。
茨城県取手市主催の作文コンクール「頑固者賞」の心温まる受賞作品78篇を紹介。
▼「一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ」の日本一短い手紙で有名な本多作左衛門重次。この賞は本市にゆかりのあるこの人物にちなみ設けられ、第1回目のテーマを「家族」(平成11年度)、以後、「学校」(平成12年度)、「地域」(平成13年度)の計3回を公募し、日本はもとより海外からも数多くの作品が寄せられた。これらの中から、各回の各部門(一般、中学・高校生、小学生)ごとに、頑固者賞、優秀賞、佳作を選抜。
▼それぞれの作品は、「やさしさ、思いやり、ぬくもり」の情感に溢れ、涙するものや心洗われるものも多い。この「頑固者賞」は、「文化によるまちづくり推進」の一環として、本市の21世紀の人づくり・地域づくりを目的とした生涯学習運動として展開していくとともに、全国にこの意図を発信・提言するため、今回、単行本化を試みた。
●第1回 頑固者賞作品集 家族
●第2回 頑固者賞作品集 学校
●第3回 頑固者賞作品集 地域
内容説明
本多作左衛門重次ゆかりの地、茨城県取手市主催のエッセイ・コンクール“頑固者賞”に全国から寄せられた心温まる78篇の作品を紹介。
目次
第1回 頑固者賞作品集 家族(おれは母さんの子だろ(松山正利)
母として(渋谷るみ子)
もったいない、もったいない(瀬川なつき)
母として(萩原とし子) ほか)
第2回 頑固者賞作品集 学校(赤、青、白!(橋本たか子)
ほんの少しの思いやりと勇気(東山薫)
学校で学んだ私のこだわり(山本勇造)
N先生、ありがとう(大山景子) ほか)
第3回 頑固者賞作品集 地域(夜の散歩と空き缶拾い(浅野憲治)
「駅」は行きずりの交差点(佐藤健)
頑固者出でよ(宮沢勝)
怒る(松下弘美) ほか)
著者等紹介
童門冬二[ドウモンフユジ]
作家。本名、太田久行。昭和2年、東京生まれ。東京都立大事務長、東京都広報室課長、広報室長、企画調整局長、政策室長を歴任。昭和54年美濃部都知事の引退とともに都庁を去り、作家生活に専念。在職中に培った人間管理と組織の実学を、歴史と重ね合わせ、小説、ノンフィクションの世界に新境地を拓く。「暗い川が手を叩く」で第43回芥川賞候補。日本文芸家協会ならびに日本推理作家協会会員。平成11年に勲三等瑞宝章を受章
大橋幸雄[オオハシユキオ]
取手市長。昭和2年、茨城県生まれ。現・県立取手一高卒業後、北相馬郡青年会会長、小・中学校PTA会長、取手農事研究会会長などの地域活動、農村問題などに取り組み、昭和43年、取手町議会議員に初当選。その後、市議、県議(五期)を務める。その間、市議会、県議会の副議長を歴任。現職の取手市長には平成7年に初当選、現在2期目。他に、茨城県カヌー協会会長、取手市体育協会会長、取手市文化連盟会長、岡堰土地改良区理事長などを務めている
江口克彦[エグチカツヒコ]
PHP総合研究所副社長。昭和15年生まれ。慶応義塾大学を卒業後、松下電器に入社。その後PHP研究所。昭和51年より経営を任され、平成6年現職に就任。松下幸之助晩年の22年間、つねにその側で仕事をし、日々の交流のなかで薫陶を受けてきた
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