出版社内容情報
米国の著名な精神科医が書いた決定版。
「うつは自ら選びとった結末である」。人がうつになってゆくしくみと、そこからの脱出法を説いた、全米80万部の大ベストセラー。
人生のある時期、ほとんどの人が経験するという「うつ」。このやっかいな「心のかぜ」は、実は幼少期に誤って植え付けられた行動パターンが引き起こしているのである。著者の二人はアメリカ最大規模の精神科クリニック「ミナース・メイヤークリニック」の開設者であり、長年「平安と幸福よりも、うつと不幸を選ぶ人」をカウンセリングした経験から、「うつ」の第一の原因が抑圧された怒りにあることをつきとめた。人はその内面の怒りに気づかないまま、怒りの原因になった行動パターンをくりかえし、ある時ふいに「うつ」になってしまうのである。本書では、そのような行動パターンを改め、怒りを解放する方法を丁寧に解説する。さらに、人から注目されたいが為にうつになる人、内分泌障害がひきおこすうつなどもとりあげ、うつになるメカニズムを完全に解明することを目指す。著者は言う、「幸福は選び取るものだ」と。この本を読めば、「うつ」がやめられる。
●第1章 うつの本当の正体は何か
●第2章 何が、うつをひきおこすのか
●第3章 どうやって、うつを克服するか
内容説明
アメリカNo.1精神科クリニックの医師が教えるうつになるしくみと回復への処方箋。本書は、うつのそもそもの原因は何かを探り当て、適切なカウンセリングを受けることで、うつを完全に治すことを目指すものである。
目次
第1章 うつの本当の正体は何か(どんな人でもうつになる可能性がある;うつになるとどんな症状が現れるのか?;うつから自殺に至るケースも ほか)
第2章 何が、うつをひきおこすのか(うつの原因は遺伝子にあるのか?;子ども時代にうつの根が植えつけられる;心が痛めつけられる原因は三つある ほか)
第3章 どうやって、うつを克服するか(「うつ」な気分から抜け出すマニュアルはあるのか?;怒りがわいたときどう対処すればいいか?;投薬、入院が有益な場合とは ほか)
著者等紹介
ミナース,フランク[ミナース,フランク][Minirth,Frank B.]
全米に数多くあるミナース・メイヤークリニックの開設者であり、多くの著書とすぐれた臨床で知られた精神科医である。とくにうつやアディクション、共依存などに関する造詣が深い
メイヤー,ポール[メイヤー,ポール][Meier,Paul D.]
全米に数多くあるミナース・メイヤークリニックの開設者であり、多くの著書とすぐれた臨床で知られた精神科医である。とくにうつやアディクション、共依存などに関する造詣が深い
水沢都加佐[ミズサワツカサ]
1943年生まれ。学習院大学卒。日本社会事業大学研究科修了。1975年渡米。カリフォルニア州のベティ・フォード・センター、アリゾナ州のメドースなどで、クリニカル・ソーシャル・ワーカーとしてトレーニングを受ける。神奈川県立病院勤務を経て、1994年より、(株)アスク・ヒューマン・ケア研修相談センター所長
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