ふと口ずさみたくなる日本の名詩

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  • サイズ B6判/ページ数 237p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569623528
  • NDC分類 911.56
  • Cコード C0092

出版社内容情報

日本人としてこれだけは覚えておきたい名詩を選び、作者と著作の由来を簡潔に解説し、解釈をつける。しみじみ読める、名詩アンソロジー。

うれしいとき、哀しいとき、つらいとき、お酒を片手に、あるいは空を仰ぎながら、ふと口をついて出てくる詩があるなんて、ちょっといいと思いませんか?

▼本書は、明治・大正・昭和・平成の四代の詩の中から、「日本人としてこれだけは覚えておきたい名詩」に、作者の紹介、著作の由来、簡潔な解説をつけた、朗誦のための名詩アンソロジーです。<ひとを恋う心><伝えたい想い><心さびしい日に><季節の中で><哀しみのとき><生きるよろこび><漂白へのあこがれ><言葉と遊ぶ>に分けて、宮澤賢治の「雨ニモマケズ」、佐藤春夫の「秋刀魚の歌」から、茨木のり子の「自分の感受性くらい」まで、とびきりの55篇を選び収録。

▼『声に出して読みたい日本語』以来、朗読や日本語に関する本が多く出版されていますが、詩は初めて。座右の詩、誰かに読んであげたい詩を探して味わう楽しみを伝えます。日本語に親しみ語感を磨く、大人のための詩の教科書です。

●ひとを恋う心 
●伝えたい想い 
●心さびしい日に 
●季節のなかで 
●哀しみのとき 
●生きるよろこび 
●漂泊へのあこがれ 
●言葉とあそぶ

内容説明

日本人としてこれだけは覚えておきたい、心洗われる美しい詩、一生の友となる詩をあなたに。語感を磨き、日本語を豊かにするとびきりの55篇。

目次

ひとを恋う心(人を恋ふる歌(与謝野寛)
ミラボー橋(堀口大学(訳)/アポリネール) ほか)
伝えたい想い(君死にたまふことなかれ(与謝野晶子)
ココアのひと匙(石川啄木) ほか)
心さびしい日に(晩秋(萩原朔太郎)
のちのおもひに(立原道造) ほか)
季節のなかで(甃のうへ(三好達治)
春の朝(上田敏(訳)/ブラウニング) ほか)
哀しみのとき(落葉(上田敏(訳)/ヴェルレーヌ)
空に真赤な(北原白秋) ほか)
生きるよろこび(雨ニモマケズ(宮沢賢治)
一個の人間(武者小路実篤) ほか)
漂泊へのあこがれ(千曲川旅情の歌(島崎藤村)
山のあなた(上田敏(訳)/カール・ブッセ) ほか)
言葉とあそぶ(地名論(大岡信)
東京抒情(谷川俊太郎) ほか)

著者等紹介

郷原宏[ゴウハラヒロシ]
詩人・文芸評論家。1942年、島根県平田市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。元読売新聞記者。1974年に「カナンまで」で第24回H氏賞、83年に評論『詩人の妻―高村智恵子ノート』で第5回サントリー学芸賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

退院した雨巫女。

18
《母-蔵書》【再読】あまりにも有名な詩のオンパレードで、読みごたえあり。2010/11/22

fragro

2
出典を知らないまま何処かで目にしていた一節に再会、いや新たに出会った。「自分の感受性くらい」、「一個の人間」、はたまた「『サヨナラ』ダケガ人生ダ」、等々。出典を知らないまま、その一節に徒に噛みつくような記述を目にしてきたので、気持ちを新たにできる。語句の説明や、選者による各詩の背景説明や感想が、ありがたい。テーマ分類や詞の字が大き過ぎるようで、PHP香を感じてしまうのは、「汚れつちまつた悲しみ」のせいだらうか。何はともあれ、改めて好きになれそうな詩人の詩集をもとめていくことになりそうな予感がする。2022/12/01

1
与謝野鉄幹から荒川洋治まで、近代から現代までの詩人が作った絶唱が揃う。選者のコメントもなかなか秀逸。読み終えた時、詩に対しての意識が少しは変わっているかもしれない。2016/07/21

安藤スミス

1
詩っていいなぁ。北原白秋、茨木のり子、井伏鱒二あたりが気に入った。2012/05/08

yuki

1
吉野弘の「祝婚歌」が暖かくてよかった。峠、落葉松、ウソ など教科書で読んだものもあり懐かしかったです。ヴェルレーヌ作「落葉」の上田敏訳もしみじみと好きです。2011/08/12

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