勝つ経済

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  • サイズ B6判/ページ数 194p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569622149
  • NDC分類 332.107
  • Cコード C0030

出版社内容情報

われわれの次なる目標は何か。日本はいかなる分野で世界と競争すればよいのか。経済界きっての論客に、田原総一朗氏が斬り込む。

80年代までは、「日本的経営は素晴らしい」「日本経済は不滅だ」といわれていた。それが90年代以降、「日本的経営は時代遅れ」「アメリカ的経営を見習え」に変わった。ところが、その目標となるはずだったアメリカの企業でいま、企業不祥事が次々に露呈している。結局、どこの国の経営や経済のモデルが絶対という話ではなく、問題はまさに、それぞれの企業の「経営力」ではないか。

▼90年代以降、長引く平成不況に対して、日本の多くの経営者は「政府は早く景気対策を実施しろ」と要求してきた。しかし、そうしたお上頼みは一時的な彌縫策でしかなく、「いままでの経営、スタイルを変えたくない」という「守り」の姿勢である。新しいビジネスモデルを創ろうという「攻め」の姿勢がそこにはない。これではジリ貧である。

▼日本経済はなぜ防戦一方なのか。なぜ、「守り」から「攻め」へと転じることができないのか。経済界きっての論客に田原総一朗氏が切り込む。

[1]日本経済はどこで失敗したのか? 
[2]日本の金融のここがおかしい 
[3]勝つ組織、負ける組織 
[4]真の「危機」とは何か 
[5]ポスト・グローバリズム戦略 
[6]「強くて儲かる国」への道 

目次

1 日本経済はどこで失敗したのか?
2 日本の金融のここがおかしい
3 勝つ組織、負ける組織
4 真の「危機」とは何か
5 ポスト・グローバリズム戦略
6 「強くて儲かる国」への道

著者等紹介

宮内義彦[ミヤウチヨシヒコ]
1935年神戸市生まれ。58年、関西学院大学商学部卒業。60年、ワシントン大学経営学部修士課程(MBA)卒業後、日綿実業(現ニチメン)入社。64年、オリエント・リース(現オリックス)入社。70年、同取締役。80年、同代表取締役社長兼グループCEO。2000年、同代表取締役会長兼グループCEO。富士ゼロックス、あおぞら銀行、メルシャン等取締役

田原総一朗[タハラソウイチロウ]
1934年滋賀県生まれ。早稲田大学文学部卒業。岩波映画製作所、テレビ東京勤務を経て、フリージャーナリストとして独立。政治、経済、メディア、コンピュータ、バイオテクノロジーなど、時代の最先端の問題をとらえ、活字と放送の両メディアで精力的な活動を続ける。テレビ朝日系の『朝まで生テレビ』『サンデープロジェクト』などでは、テレビジャーナリズムの新しい地平を拓いたとして、放送批評懇談会35周年記念城戸賞が贈られた
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