出版社内容情報
大改正後の商法をいち早く解説する。
50年ぶりに大改正が行なわれた商法。一体どこがどのように変わったのか。本書はその変更点にポイントをしぼり、いち早く解説する。
ここ数年、商法が相次いで改正されている。特に平成13年度は大きな改正で、本書はその内容をいち早く解説した本である。改正の目的は、(1)ITの活用、(2)会社組織の合理化、(3)企業の再編、(4)従業員対策の効率化、といった点に重点が置かれ、総じて不況とグローバル化という時代状況の中、なんとか経済を活性化する制度をつくろうとするものである。
▼多くの企業が誤解しているのは、こうした新制度は決して大企業だけのものではないということ。たとえば不採算部門を抱えて苦しんでいる中小企業は、持株会社、株式交換、株式移転などの制度を利用することで、経営体質の強い会社に生まれ変わることができる。改正商法を十分に理解し、活用の仕方を学ぶことで、大小を問わず、企業は力強い経営を展開することができるのである。
▼本書は「経営に活かす!」と銘打ってあるように、単なる改正商法の解説書ではなく、経営現場で本当に役立つ実用書である。
●第1章 デジタル化のしくみ
●第2章 ストック・オプションのしくみ
●第3章 持株会社のしくみ
●第4章 株式交換・株式移転のしくみ
●第5章 会社分割のしくみ
●第6章 合併のしくみ
●第7章 M&AとMBOのしくみ
●第8章 使用人兼務取締役、執行役員、執行役のしくみ
●第9章 社外取締役と社外監査役のしくみ
●第10章 裁量労働制、変型労働時間制のしくみ
内容説明
もっとも簡単な合併の手続きとは?カンパニー制と持株会社の違いは?社外監査役、執行役員の役割とは?など、商法改正の要点と新制度の活用法を徹底解説。
目次
第1章 デジタル化のしくみ
第2章 ストック・オプションのしくみ
第3章 持株会社のしくみ
第4章 株式交換・株式移転のしくみ
第5章 会社分割のしくみ
第6章 合併のしくみ
第7章 M&AとMBOのしくみ
第8章 使用人兼務取締役、執行役員、執行役のしくみ
第9章 社外取締役と社外監査役のしくみ
第10章 裁量労働制、変形労働時間制のしくみ
著者等紹介
小林英明[コバヤシヒデアキ]
小林総合法律事務所代表弁護士。1954年東京生まれ。早稲田大学法学部卒業。同大学在学中に司法試験に合格し、東京地方検察庁検事を経て、弁護士となる。企業をめぐる民事・商事・刑事問題など、企業法務に精通する弁護士として高い評価を受けている。また、ホームページで法律に関する種々の情報を提供している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。