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方言は絶滅するのか―自分のことばを失った日本人

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  • サイズ 新書判/ページ数 212p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569618968
  • NDC分類 818
  • Cコード C0281

内容説明

めっちゃ、まったり、しんどい…今や全国化した関西弁だが、一方で絶滅の危機に瀕した表現も数多い。本書では、沖縄、北陸、韓国などをフィールドに、現地語が日本語の共通語を取り込みながらいかに変容していったかを考察。地域の風土・文化というフィルターを通して、方言は形を変えていくものだ、と著者は指摘する。方言に固執するのではなく、地域性・個人の心性に適った「自分のことば」を身につける。ことばの豊かな感性を取り戻すための一冊。

目次

プロローグ 危機に瀕した方言
第1章 消えることば、生まれることば(伝統方言の衰退;方言と共通語の使い分け;方言とアイデンティティ;沖縄の方言のいま)
第2章 方言はどのように変容するか―地域のフィルター(ことばの伝わり方;翻訳装置としてのフィルター;フィルターの変質;言語の接触をめぐって)
第3章 方言をどうしていくか(新世代の方言研究;ことばの発達と方言;これからの敬意表現;日本語教育のなかに方言を)
エピローグ 地域人の発想

著者等紹介

真田信治[サナダシンジ]
1946年富山県生まれ。金沢大学卒業、東北大学大学院博士課程中退。文学博士(大阪大学)。国立国語研究所研究員、オーストラリア国立大学客員研究員などを歴任。現在は、大阪大学大学院教授。専攻は、社会言語学・日本語学
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

出版社内容情報

各地の実態調査を通して示す日本語の行方。

方言は消え、均一化する日本語。その流れの中で「自分のことば」を保つにはどうすればいいか。大阪、沖縄、韓国……各地のことばの変遷を追う。

めっちゃ、まったり、しんどい……今や全国化した関西弁だが、一方で絶滅の危機に瀕した表現も数多い。

▼本書では、沖縄、北陸、韓国、ミクロネシアなどをフィールドに、現地語が日本語の共通語を取り込みながらいかに変容していったかを考察。地域の風土・文化というフィルターを通して、方言は形を変えていくものだ、と著者は指摘する。

▼英語公用語論の登場など、日本語を取り巻く状況は厳しい。その中で地域集団であれ、若者集団であれ、借り物のことばでは表現できない文化を自分たちで持てるかどうかが問われている。

▼懐古趣味的に方言に固執するのではなく、地域性・個人の心性に適った「自分のことば」を身につける。ことばの豊かな感性を取り戻すことを謳った一冊。

▼主要目次、1.危機に瀕した方言 2.消えることば、生まれることば 3.方言と共通語の使い分け 4.方言はどのように変容するか 5.これからの敬意表現 6.日本語教育のなかに方言を。

●第1章 消えることば、生まれることば 
●第2章 方言はどのように変容するか――地域のフィルター 
●第3章 方言をどうしていくか