• ポイントキャンペーン

PHP新書
日本人を創った百語百読

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 227p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569618951
  • NDC分類 210.04
  • Cコード C0230

出版社内容情報

日本人の知恵と思想の源流が理解できる好著。

和を以って貴しとなす」「和魂洋才」「バスに乗りおくれるな」等、日本史の源流にある言葉の語源とは。谷沢史観のエッセンスが語った書。

日本の政治や社会構造、日本人の精神性とは、そもそもどのような流れを汲むものなのか。 「十七条の憲法」以来、数多くの制度や思想が浸潤し、この国を導いてきた。その中より、これぞ日本人、と思われる名句名辞百篇を選び、解釈と鑑賞を試みたのが本書である。

▼「和なるを以て貴し」「日出ズル処ノ天子」から「御成敗式目」「楽市楽座」「下剋上」、さらには「天下の町人」「富国強兵」「和魂洋才」「今日は帝劇」「バスに乗り遅れるな」等々。日本史上の制度からスローガンまで、そのフレーズがいつ頃から使われ始めたのか、出典にもあたり、谷沢流の人間観、歴史観の精髄を伝える。そこから、日本という国の独自性が見えてくるのである。

▼すなわち、万世一系の連続性、独立を失って他に屈したことがない歴史、倒した徳川政権の負債を明治政府は全額皆済した事実、新政権樹立のため明治政府はどこからも借金しなかった、等々。歴史の味わいが深まる書である。

●第1章 日本史の原点 
●第2章 武士の台頭から町人文化へ 
●第3章 幕末から明治の動乱、変革 
●第4章 近代化への憧憬と挫折 
●第5章 戦後日本の空気  

内容説明

日本の政治や社会構造、日本人の精神性とは、そもそもどのような流れを汲むものなのか?「十七条の憲法」以来、数多くの制度や思想が浸潤し、この国を導いてきた。その中より、これぞ日本、と思われる名句名辞百篇を選び、解釈と鑑賞を試みる。

目次

第1章 日本史の原点―古代、飛鳥、奈良、平安時代
第2章 武士の台頭から町人文化へ―鎌倉、室町、戦国、江戸時代
第3章 幕末から明治の動乱、変革―幕末、明治維新
第4章 近代化への憧憬と挫折―明治後期、大正、昭和前期
第5章 戦後日本の空気―昭和後期、平成

著者等紹介

谷沢永一[タニザワエイイチ]
関西大学名誉教授。文学博士。昭和4年大阪市生まれ。関西大学大学院博士課程修了。関西大学文学部教授を経て、平成3年退職。サントリー学芸賞。大阪市民表彰文化功労。大阪文化賞。専攻は日本近代文学、書誌学。評論家としても多方面で活躍
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あじさい

5
とても歯応えのある作品。より多くの本を読む時間を確保するために大学教授の職を辞した、というエピソードを持つ著者ならではの意味含有率の高さ。言葉の一つ一つの難易度が高く、辞書辞典の類を携えて読む必要があるくらい。読み手にも相応の知識レベルを求めるオーラがバンバンに発せられている。こういうゴツゴツした谷沢作品を軽々と読みこなせるようになりたい、と思う。そのためには、歴史と漢文の基礎をしっかりと固めていかなければならない。恥ずかしながら、理解度6パーセントくらいデス。今回は感想文で遊ぶ余裕ナシ(T-T)2015/09/03

朝吹龍一朗

1
摂政は天皇の代理、関白は諸臣の第一、そしてその下に「内覧」すなわち奏上する文書を事前に見る権限を有する職位。これ官僚根性の真髄という。斯様の輩は霞ヶ関以外にも跋扈すること魍魎の如し。2010/04/17

numainu

0
評価D2004/08/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/477177
  • ご注意事項

最近チェックした商品