内容説明
大たんふてきな怪人をおってわれらが名探偵のかつやくだ!『怪盗X・Y・Z』幻の第4話、初収録。
著者等紹介
横溝正史[ヨコミゾセイシ]
1902(明35)年、神戸市生まれ。本名正史。神戸二中卒業後、銀行勤務。21(大10)年「恐ろしきエイプリル・フール」が『新青年』懸賞に入選。同年、大阪薬学専門学校入学。卒業後は薬種業を営んでいたが、26年、江戸川乱歩の招きで上京し、博文館に入社。32(昭7)年、退社して創作に専念しようとしたが、翌年喀血。療養後の35年、「鬼火」で再起を果たす。45年、岡山に疎開。終戦後、長編「本陣殺人事件」を『宝石』に連載。同作品で第1回探偵作家クラブ賞(現・日本推理作家協会賞)を受賞。以後、『獄門島』(49)『犬神家の一族』(51)などを発表。『夜の黒豹』(64)以後は休筆状態だったが、74年に『仮面舞踏会』を書下ろし刊行して復活。76年、勲三等瑞宝章を叙勲。81(昭56)年、病歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
寒っ!!
4
横溝正史のジュブナイルはほとんど読んだことがなかった。やはり明智小五郎や怪人二十面相が登場する江戸川乱歩の方が子供受けがよかったからかな。2018/06/10
ホームズ
2
読みたかった怪盗X・Y・Zの第4話『おりの中の男』がやはり面白かった(笑)このシリーズはもっと書いて欲しかった(笑)他には『怪人魔人』『変幻幽霊盗賊』が面白かった(笑)全体にジュブナイル的な小説でドキドキしながら楽しめました(笑)図書館で借りましたが買ってもいいですね(笑)2009/02/18
**くま**
0
刺激は少ないけどオタならジュブナイルも楽しめる。大人向けが多い横溝作品を子供でも楽しめるというのはいいかも。
岩田貴雄
0
横溝正史のジュブナイル小説は、ほぼ未読であった。探偵小僧・御子柴進なんて、全然知らなかったな。しかし、ジュブナイル小説だけあって、子供が活躍するのはいいのだけど、出てくる大人の探偵とかが、結構役に立たない。悲しくなってくる。もっとちょっと頑張れよって思っちゃうわけで。まあ、読むのが大人である自分だからであろうけど。2021/09/24
よだみな
0
横溝のジュヴナイルは初めて。そして豪徳寺付近がまだ田舎だったころ、サーカスにこどもを売りとばすとかそういった話は、本当に結構あったわけだ。2018/10/09