王家の城

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  • サイズ B6判/ページ数 276p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569617169
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

京を舞台に、町衆と徳川家康との暗闘を描く。

秀吉亡き後、京の地を脅かす家康に対し、京の町衆を統べる本阿弥光悦は自由と平等の独立国を築こうとする。二人の暗闘を描く長編小説。

豊臣家亡きあと、徳川家の存在を脅かすのは京都朝廷と町衆であることを家康はよく知っている。また、みずからの老齢を痛いほど意識していた。したがって、なんとしても徳川家の屋台骨を固めるべく、あらゆる手段を講じた。

▼そして、王城の地・京を平らげんとする家康の魔手は、京の町衆を統べる本阿弥光悦に執拗にそそがれる。だが、光悦は、自由を守る城を築かんと、家光出生の秘密を盾に、果敢に家康に闘いを挑む。

▼豊臣対徳川、町衆対家康、さらには幕府の後継争いが絡み、『大坂の陣』前夜の京には、陰謀が大きく渦巻いていた……。

▼本書は、現代風にいえば、総合芸術プロデューサーである本阿弥光悦を主人公に、王城の地・京に息づく文化芸術と時の政治権力とのすさまじいまでの葛藤を見事に描き切った歴史エンタテインメント小説である。

●第1章 京の夕立 
●第2章 家康の秘密 
●第3章高田三之丞の過去 
●第4章 江戸の謀略 
●第5章 戦雲 
●第6章 禁裏騒擾事件 
●第7章 鷹ケ峰奪取

内容説明

豊臣秀吉亡き後、王城の地・京を脅かす徳川家康の魔手。一方、京の町衆を統べる本阿弥光悦は、自由を守る城を築かんと、家光出生の秘密を楯に、家康に闘いを挑む。豊臣対徳川、町衆対家康、さらには幕府の後継争いが絡み、「大坂の陣」前夜の京には、陰謀が大きく渦巻いていた…。気鋭が放つ長編歴史エンタテインメント。

著者等紹介

典厩五郎[テンキュウゴロウ]
昭和14年生まれ。立命館大学文学部卒。コピーライター、新聞記者を経て、映画・TVの脚本家として活躍。昭和62年『土壇場でハリーライム』でサントリーミステリー大賞、同時に読者賞も受賞。以後、史上の謎を大胆な推理で解き明かす歴史推理読み物や、歴史伝奇小説を中心に執筆
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きりきり

1
うーーん。微妙。 終わり方が大風呂敷広げて打ち切りになるジャンプマンガみたいな 感じ。(失礼ですが) 久々に長編の歴史小説読んだんで官名と人物と紐づかなかったからかも。 子供の時に喜んで真田十勇士とか読んだせいだと思いますが アンチ服部半蔵、アンチ柳生一族とかが刷り込まれています。 そういう意味ではちょっとスッキリ・・・。2014/05/19

しわじい

0
登場人物がやたらと多くて、しかも幼名があったりして名前がいくつもあるし、夫婦関係や親子関係も複雑。ただ、徳川家康だとか織田信長だとか知っている名前が出てきて、公家諸法度だとかいう言葉が出てくるとこういうのを読めば歴史の勉強になるなぁって思い、それはそれでとっても面白いと思う。吉川英治だとかの大長編「徳川家康」でも読もうかと思ったりする。歴史好きと言われる人たちの気持ちもわかり、自分もその仲間に入りたいと思うぐらい。が、結論としてどういう話だったのか、何がどうしたのかさっぱりわからなかった。2013/04/11

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