声を聞かせて、ベト

声を聞かせて、ベト

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  • サイズ B6判/ページ数 233p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569614984
  • NDC分類 289.2
  • Cコード C0095

内容説明

生き別れの実母との再会、分離手術、いじめ、初恋と別れ、孤児へのボランティア、エンジニアの仕事、そして、ドクが神様に祈ること…。初めて語られた「ベトちゃんドクちゃん」奇跡の20年。

目次

第1章 心もつながっている(「お母さん、お母さん、助けて…」;わかりあえないから、わかりあいたい;頭と身体が二つ、手が四本、足が二本、性器と肛門が一つ;書き取りは交互に ほか)
第2章 死にたくない、生きて学校に行きたい(自由がほしい;「一人で生きていけるんだろうか」;「お母さん、なぜぼくたちを見捨てたの」;「本当のお母さんなのに、なんで叱ってくれないの」 ほか)
第3章 ぼくは障害者ではない。ふつうの人だ(孤児や身寄りのない人のためにボランティア活動に参加;子どもたちにパソコンを教えたい;二〇〇二年のワールドカップが待ち遠しい;みんなお金はないけど、心は豊かだ ほか)

著者等紹介

グエン・ドク[Nguyen Duc]
1981年2月25日、結合双生児として、ベトナム中部高原のジァライ・コントウム地区で生まれる。ハノイ市にあるベトナム・東ドイツ友好病院で育てられ、名前も病院にちなんで、兄はベト、弟はドクと名づけられる。82年12月、ホーチミン市のツウヅウ病院に移る。85年6月2日、「ベトちゃん・ドクちゃんの発達を願う会」が福井県敦賀市で結成され、「愛の車椅子」運動が全国的に盛り上がる。86年5月22日、ベトが、原因不明の脳症にかかり、危篤状態になる。86年6月19日、日赤医療センターに入院。88年10月4日、2人の分離手術が行われ、奇跡的な成功を収める。ベトナム医療団70名、日赤医療団4名による20世紀最大規模の手術だった。分離手術後、ドクは、89年にホーチミン市の小児麻痺障害児学校の2年生に編入。93年、タンロン中学に入学。96年、中退。その後、第10地区高等職業学校情報科学課に入学。2000年11月、初級コースを修了し、上級コースに週1回通いながら、パソコン、コンピュータ関係のメンテナンスを行うエンジニアの仕事に従事する。また、ホーチミン市支援会というボランティア団体に所属し、積極的に活動を行う。ツウヅウ病院第2平和村で、ベトと同じ部屋で暮している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

出版社内容情報

ボクが助けたい! 意識不明が続くベト、生き別れとなった母、姉との再会、分離手術、自らの夢。ベトちゃんドクちゃんの20年間を初めて語る。

ドク自身の言葉で初めて語られたベトナムの結合双生児「ベトちゃん・ドクちゃん」奇跡の二十年。

▼ベトナム戦争の枯葉剤の影響でお互いの身体がつながったままこの世に生を授かった二人。弟ドクは、片足しかないものの元気である。しかし、兄のベトは、かすかな反応は示すものの寝たきりの状態で、ベトナムツウヅウ病院でドクと同じ部屋で暮らしている。

▼ドクはベトに毎日のように話しかける。「昔みたいに笑ってよ、昔みたいに一緒に遊ぼうよ、ベト。ぼくはね、今日、こんな勉強をしたんだ。仕事先ではね、ほめられたんだ。ベトが元気になったら、ぼくが今まで遊びに行ったカラオケやサッカー観戦、いろんなところに連れてってあげるよ」

▼生き別れの実母との再会、分離手術、いじめ、初恋と別れ、孤児やお年よりの人へのボランティア、エンジニアの仕事……。感動のノンフィクションである。

▼また、本書の印税はすべてベトナムの障害をもつ子供たちのために使われます。

●第1章 心もつながっている 
●第2章 死にたくない、生きて学校に行きたい 
●第3章 ぼくは障害者ではない。ふつうの人だ