出版社内容情報
会計上のルールに対応する税務上のルールを加え、「外貨建取引等会計処理基準」など関連する新ルールを解説。決算にすぐに役立つ一冊。
国際会計基準(IAS)の導入により、毎年新しい会計基準がつぎつぎとルール化され適用されている。それら新しいルールの中でも、金融商品会計は、有価証券をはじめとする金融商品を時価で評価する原則を打ち出し、今まで簿外処理されていたデリバティブ取引を貸借対照表や損益計算書に計上させ、新しい会計処理としてヘッジ会計を規定するなど、その適用範囲が大変広い。本書は、会社決算に携わる経理部の方や税理士の方を読者に想定し、会計処理と評価方法がひと目でわかるよう金融商品ごと(有価証券、債権・債務、建設協力金、ゴルフ会員権等、債務保証契約、デリバティブ取引及びヘッジ会計)に解説。また、「一つの取引に対し採用しようとする処理方法が適切かどうか」を判断できるように「金融商品会計基準」「外貨建取引等会計処理基準」「法人税法」「法人税法施行令」など関連する一連のルールを網羅的に調べられる表解説を試みた今までにない一冊である。
●第1章 金融商品会計のアウトラインとその処理上の原則
●第2章 各金融商品ごとの会計処理とその評価の仕方――有価証券
●第3章 各金融商品ごとの会計処理とその評価の仕方――債権・債務、建設協力金、ゴルフ会員権等、債務保証契約
●第4章 各金融商品ごとの会計処理とその評価の仕方――デリバティブ取引及びヘッジ会計
内容説明
会計上のルールと対応する税務上のルールが一冊に!「外貨建取引等会計処理基準」をはじめ関連する新ルールを網羅!複雑な処理が本当に適切かどうかを調べるのにも最適。
目次
第1章 金融商品会計のアウトラインとその処理上の原則(金融商品会計とは;適用対象について;適用時期及びその経過措置と関連する表示 ほか)
第2章 各金融商品ごとの会計処理とその評価の仕方―有価証券(有価証券の会計処理と評価;有価証券の範囲;有価証券の発生及び消滅の認識(計上のタイミングと計上額) ほか)
第3章 各金融商品ごとの会計処理とその評価の仕方―債権・債務、建設協力金、ゴルフ会員権等、債務保証契約(その範囲と発生及び消滅の認識(計上のタイミングと計上額)
債権の評価(貸倒見積高)
未収利息不計上の取扱い ほか)
第4章 各金融商品ごとの会計処理とその評価の仕方―デリバティブ取引及びヘッジ会計(デリバティブ取引の処理、改訂外貨建取引等会計処理基準に則した処理とヘッジ会計;デリバティブ取引の定義とその発生及び消滅の認識(計上のタイミングと計上額)
デリバティブ取引から生ずる正味の債権及び債務の評価 ほか)