出版社内容情報
秩序はいかにして現れるのか
国際関係における思想・理論から先端科学・技術ガバナンスのようなニューフロンティアまで,幅広い分野にわたり政治と法を架橋する視座から,今あらためてグローバル秩序の本質を問う.
グローバリゼーションや科学・技術の発展によって,時間の中で積み重ねられてきた人間社会の価値観が揺らぎ,国際関係の支柱である主権概念にまで変化が生じている.そのような状況のなか,本書はこれまでグローバル秩序がどのように現れ,機能してきたのか,また,どのような主体が秩序を形成し,そして,現代ではそれらにどのような変化が起こっているのかを国際政治学・国際関係法学を架橋する視座から検討する.
内容説明
グローバリゼーションや科学・技術の発展によって、時間の中で積み重ねられてきた人間社会の価値観が揺らぎ、国際関係の支柱である主権概念にまで変化が生じている。そのような状況のなか、本書はこれまでグローバル秩序がどのように現れ、機能してきたのか、また、どのような主体が秩序を形成し、そして、現代ではそれらにどのような変化が起こっているのかを国際政治学・国際関係法学を架橋する視座から検討する。
目次
第1部 グローバル秩序の基礎理論(グローバル秩序に関わる思想史;国際関係理論とグローバル秩序;国際社会の行為主体;国際社会における権力の在り方と法秩序)
第2部 21世紀のグローバル秩序(グローバル・ガバナンスとトランスナショナル・ガバナンス;ニュー・フロンティアのガバナンス)
著者等紹介
川村仁子[カワムラサトコ]
立命館大学国際関係学部准教授。立命館大学大学院国際関係研究科博士課程後期課程修了。博士(国際関係学)
龍澤邦彦[タツザワクニヒコ]
立命館大学名誉教授、立命館大学国際関係学部特任教授。パリ第一パンテオン‐ソルボンヌ大学法律科学群第701研究単位(国際組織・経済法系)第三課程後期修了。フランス共和国法律学国家博士。C.A.P.A.(フランス弁護士適正資格)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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