出版社内容情報
子育てが辛いお母さんへの暖かいメッセージ。
子育てがつらい、虚しい、時々子どもを叩いてしまう……。本書はママ7人と著者の対話から、悩みのトンネルを抜け出す糸口をさぐる。
子育てがつらい、虚しい、イライラして時々子どもを叩いてしまう。夫に相談しても上の空。こんなはずではなかったのに……。こんなふうにつぶやく母親が増えています。また、虐待事件が頻繁に報道され、母親批判が高まる中で「私がしていることも虐待かもしれない」と怯える母親も増えています。本書ではそんな母親たちが、座談会形式で育児のつらさや悩みを赤裸々に語り始めます。長年、育児ストレスの調査と相談に携わってきた著者は、それをやさしく受け止め、母親たちに自由に語らせながら、もう一度ゆっくりと子育てに対する考え方や夫婦の関係、そして母親自身の生き方について見つめ直すことを促し、母親たちは次第に自ら解決の糸口をつかんでいきます。登場人物はみな、育児に悩む典型的な母親ばかりです。彼女たちのそれぞれに異なった思いに共感し、それぞれに異なった心の変化をつぶさに見つめれば、子育てに悩む母親たちは必ず勇気づけられるでしょう。
●第1章 どんなことでも、言葉にして話してみる
●第2章 「こんなはずではなかった」という気持ち
●第3章 「やさしいお母さん」のはずが……
●第4章 夫と妻のすれちがい
●第5章 胸のうちを夫に語りかけてみる
●第6章 「三歳児神話」をこえて
●第7章 母親たち、それそれの旅立ち
目次
第1章 どんなことでも、言葉にして話してみる―育児って、どうしてこんなにつらいの?
第2章 「こんなはずではなかった」という気持ち―なぜ子どもは思い通りにならないの?
第3章 「やさしいお母さん」のはずが―どうして、こんなにイライラするの?
第4章 夫と妻のすれちがい―子育てに無関心な夫を振り向かせるには?
第5章 胸のうちを夫に語りかけてみる―夫との心のみぞを埋めるには?
第6章 「三歳児神話」をこえて―子育ての中の母親が働くのはいけないこと?
第7章 母親たち、それぞれの旅立ち―ひとりの女性としてどう生きる?
著者等紹介
大日向雅美[オオヒナタマサミ]
1950年生まれ。恵泉女学園大学教授。専門は心理学、女性学。お茶の水女子大学卒業。同大学大学院修士課程修了後、東京都立大学大学院博士課程修了。学術博士。約30年間、子育てに悩む母親の声を聞き取り調査を行い、「母性」の研究をする傍ら、育児雑誌やテレビ、育児ネットワーク、大学の「親子相談センター」などで育児相談に携わってきた。“親の生き方を抜きにして子育ては語れない”が持論。1995~1996年にはオックスフォード大学客員研究員として留学、1997年5月~1999年3月には東京都知事参与、現在は、文部科学省の家庭教育に関する諸委員会の座長や委員などを務める
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感想・レビュー
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