出版社内容情報
景気の行方、金融再編、日本的経営、IT革命……21世紀の日本経済を読むテーマは数多い。本書は『Voice』の連載マンガと解説で構成。
世に経済解説書は数多い。しかし、パロディーで日本経済を読み解こうとの試みはない。本書は、昨年文藝春秋漫画賞を受賞した気鋭の漫画家であるしりあがり寿氏の作品に、わかりやすい解説とデータをつけて構成した。解説には、日本総合研究所の研究員による最新情報や経済知識を可能なかぎり反映させた。それゆえ、痛烈なアイロニーに満ちた漫画と最新の日本経済、日本的経営論を組み合わせたユニークな仕上がりになっている。具体的には、これからのサラリーマン像や雇用形態、人事評価、さらにはゲーム社会の未来やビジネスモデルのワナなど多様なテーマから成り立っている。
▼ぜひ本書は、経済やビジネスの先行きを知りたいサラリーマンはもとより、これから社会人になる学生に読んでもらいたい。また、パラパラと読むだけでも、21世紀の日本社会で生き抜いていくためのヒントが身につくこと請け合いだ。
[1時間目]新・日本経済原論
[2時間目]10年後のサラリーマン
[3時間目]さよなら日本的経営
[4時間目]能力主義という幻想
[5時間目]インターネット狂詩曲
[6時間目]ビジネスモデルのワナ
[7時間目]ゲーム社会の未来
[8時間目]消費者は神様か
内容説明
アメリカの好景気はいつまで続くの?日本企業のトップは外国人になるの?能力主義で本当に幸せになれるの?キリギリス(虚業)とアリ(実業)はどっちが勝つの?上司が部下に評価される時代なの?この一冊に21世紀のヒントが満載。
目次
1時間目 新・日本経済原論
2時間目 10年後のサラリーマン
3時間目 さよなら日本的経営
4時間目 能力主義という幻想
5時間目 インターネット狂詩曲
6時間目 ビジネスモデルのワナ
7時間目 ゲーム社会の未来
8時間目 消費者は神様か
著者等紹介
しりあがり寿[シリアガリコトブキ]
1958年、静岡市生まれ。77年、多摩美術大学のグラフイックデザイン専攻入学。81年、キリンビールに入社。宣伝やパッケージデザインや商品開発を堪能。94年、会社を退職、入社と同時に描いていた漫画の世界にどっぷりはまる。2000年、『時事おやじ』(アスペクト)で第46回文芸春秋漫画賞を受賞。代表作に『弥次喜多inDEEP』(アスペクト)、『少年マーケッター五郎』(竹書房)、『O.SHI.GO.TO.』マガジンハウス)などがある。最近はエッセイや芝居、小説やゲーム作りでも活躍
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