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既得権の構造―「政・官・民」のスクラムは崩せるか

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  • サイズ 新書判/ページ数 220p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569612959
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C0230

出版社内容情報

  規制緩和・行政改革等の諸改革を阻み、日本の経済・社会を停滞させている政・官・民の既得権スクラム。その構造と解体の方途を探る。  1980年代以降、「小さな政府」を目指した諸政策をいちはやく実現して、現在の活況を迎えたアメリカやイギリス。これに対して日本における改革は遅々として進まず、経済はいまだ低迷している。▼持株会社方式の分離・分割という中途半端な結果に終わったNTT改革。「三事業一体・国営」の聖域とされつづける郵政事業。官僚の天下りの温床であり、財務内容も不透明な多数の政府系法人。そしてこれらの問題の根底にあるのは、調達・公共事業発注などによる「官」による企業支配、天下りの受け入れや接待などと引き換えに市場競争からの保護を受ける業界、そして政策上の便宜をはかることで自らの票を得ようとする政治家という、「政・官・民の既得権スクラム」である、と著者。▼自らの既得権に固執して改革を妨げ、日本経済全体に多大な不利益をもたらしてきたのは、一体どんな勢力なのか。本書では多くの具体的事例の検証を通してその構造を明らかにする。  ●第1章 失われた十五年 ●第2章 省庁再編とは何だったのか ●第3章 「政・官・民」のスクラム ●第4章 既得権との戦い ●第5章 既得権を崩すIT革命 ●終章 既得権益から「公」益へ

内容説明

八〇年代以降、「小さな政府」を目指した諸政策をいちはやく実現した活況を取り戻したアメリカやイギリス。これに対し日本での改革は遅々として進まず、経済は依然として低迷している。中途半端に終わったNTT分割、聖域とされつづける郵政事業、実態が不透明な特殊法人等々。これらの問題の根底にあるのは、日本社会全体に根強くはびこる「政・官・民」の強固なスクラムである、と著者。自らの既得権に固執して、改革を阻んでいるのは一体誰なのか。多くの具体的な事例を検証し、その構造を明らかにした力作。

目次

第1章 失われた十五年
第2章 省力再編とは何だったのか
第3章 「政・官・民」のスクラム
第4章 既得権との戦い
第5章 既得権を崩すIT革命
終章 既得権益から「公」益へ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tk

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古い本。微妙なところ。2011/12/17

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