出版社内容情報
若い君たちへ、ともに考える世の中の大問題。教育、親子、経済、政治……。きわめて大事なことの考え方、見つけ方をやさしく鋭く語る。
何が失敗なのか？ どこで、いつの時期から何が変わり始めたのか。誰が失敗の真の当事者なのか？ 日本人のすべてが、この未曾有の失敗に立ち向かうための、知的武装レポート、著者渾身の一冊！▼著者は言う。「私たちは教育に大きな期待をかけてきました。親たちは教育にかけるお金を惜しまず、家族そろって子どもの勉強のためによりよい条件を整え、環境をつくることに力を尽くしてきました。にもかかわらず、私たちの眼前に広がる社会の風景は、明らかに、期待していた価値観とは、少なからず異なる風景です。それは子どもの姿だけでなく、大人の姿についても同じです。そう思えば、他者への配慮も自己責任も、喪失したかのような日本の戦後の国民教育は、失敗だったと言わざるを得ません」▼本書は、日本の教育の失敗、親子関係の失敗、環境の失敗、老人介護の失敗など、この国の失敗を見つめ、成長するための、新しい視座をもたらす書である。
内容説明
老人は時代を嘆き、親は子の前で立ちすくむ。大地と水は蝕まれ、政治家は虚言を吐く。これを「失敗」と言わず、なんと言うのか。
目次
第１章 親は子に何を為すべきか
第２章 世界の潮流に逆行する日本の教育
第３章 高齢化社会と老人介護
第４章 「環境」は私たち自身の問題だ
第５章 憲法を考える
第６章 隣国に物が言えない日本政府
第７章 若者たちへ、仕事とは何か
第８章 深さ１インチの新聞報道
第９章 日本人の忘れもの
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
でんこば
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非常に勉強になりました． もっともっと勉強しなければならない．年上の方々の話をききたくなる．そんな本でした．
