「ゆとり教育」亡国論―現役文部官僚が直言 学力向上の教育改革を!

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 195p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569612676
  • NDC分類 370.4
  • Cコード C0030

出版社内容情報

  日本の子供は勉強のしすぎか? 知育と「心の教育」は相反するのか? 文部省が推進する「ゆとり教育」を、現役文部官僚が批判する。  各種調査結果により、日本の学生の「勉強嫌い」が表面化している。にもかかわらず、わが国の教育政策や論潮は「日本の子供は勉強しすぎだからストレスが溜まり、キレやすくなっている」「知育偏重を是正し、心の教育を重視せよ」といったものが支配的である。▼それが学校や子供たちにどのような影響を与えてきたか。子供にとって勉強することは「恰好悪いこと」であり、学校の先生たちにとっても「生徒に学力をつけさせることは間違った教育だ」と受け止められているという。▼文部省が推進してきた「ゆとり教育」は、こうした「勉強否定論」的な考え方をベースにしている。しかし、ここにきてようやく、「『ゆとり教育』は学校教育の自己否定である」と喝破する論者が現れた。しかも文部省のなかからである。▼「ゆとり教育」の幻想と誤謬を糾しつつ、「勉強否定論から教育を救う10のアピール」「学力向上を目指す教育改革試案」を提唱する異色文部官僚の問題作。  ●序章 「教育改革」が目指すべき進路 ●第1章 勉強否定論に支配された「ゆとり教育」 ●第2章 勉強否定論から教育を救う「10のアピール」 ●第3章 学力向上を目指す教育改革試案

内容説明

学校は勉強する所だ。「勉強否定論から教育を救う『10のアピール』」「学力向上を目指す教育改革試案」を提示。

目次

序章 「教育改革」が目指すべき進路(「ゆとり教育」は学校教育の自己否定;危険なシナリオと希望のシナリオ;学校教育を活性化するためには ほか)
第1章 勉強否定論に支配された「ゆとり教育」(最大の教育問題は「目標喪失」;勉強否定論が支配する教育論の画一性;勉強否定論が目標喪失に拍車をかけた ほか)
第2章 勉強否定論から教育を救う「10のアピール」(学校は勉強する所である;勉強は良いことである;知育は「心の教育」にもプラスになる ほか)
第3章 学力向上を目指す教育改革試案(教育改革の目的は「学力水準の向上」;制度改革が意識改革を促す;改革の理念は「選択の自由」と「アカウンタビリティー」 ほか)

著者等紹介

大森不二雄[オオモリフジオ]
1959年鳥取県生まれ。京都大学文学部哲学科(社会学専攻)卒業。文部省入省後、在英国日本大使館一等書記官、国際企画課課長補佐、国際学術課国際学術調整官、岐阜県教育委員会管理部長などを経て、現在、在米国日本大使館参事官
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

最近チェックした商品