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96歳の大学生―やりたいことは、まだまだある。

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  • サイズ B6判/ページ数 222p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569610054
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

出版社内容情報

  痴呆症の妻を介護しながら、96歳で大学合格。スーパーじいちゃんの若さと健康の秘密とは? 日露戦争、米騒動など生きた歴史も満載!  「楽しい長寿」のユニークな知恵。毎日、毎週、毎年の目標をどう見つけるか。96歳で、近畿大学に合格した著者の健康と気力の秘密とは? 93歳の痴呆症の妻を介護しながら、キャンパスライフを満喫するスーパーおじいちゃんのイキイキライフのすべてが明かされる。▼私は、たとえ96歳であっても生命があるかぎり、何かを達成しようと心に深く、強く誓いながら生きたいと思うのです。目標をもつことは、何歳であっても遅くはありません。私自身、96歳という年齢で実践しているのですから、70、80はまだまだ青春といえるのではないでしょうか。▼日露戦争、明治天皇の崩御、米騒動、関東大震災などの歴史の中を生き抜いた著者。教科書は教えない普通の日本人が感じていたこととは何か。 ▼歌川流水飲み健康法、排泄物の観察、毎日一合六尺の酒盛り、胃癌を克服した松茸パワーなど独自のユニーク健康法も紹介。この一冊で、長生きするための計画書が手に入る!  ●第1章 96歳の大学生 ●第2章 健康の秘訣と老々介護 ●第3章 明治から平成の歴史を生きる ●第4章 幸福に老いる十の心得

内容説明

毎日、毎週、毎年の目標をどう見つけるか。妻を介護しながら、キャンパスライフを満喫するスーパーおじいちゃんのイキイキ・ライフ。

目次

第1章 九十六歳の大学生(晴れの入学式で居眠り;英語が大変だった大学入試 ほか)
第2章 健康の秘訣と老々介護(長生きするための計画書;生涯青春、生涯学習、生涯健康 ほか)
第3章 明治から平成の歴史を生きる(波乱万丈の年輪を重ねて;日露戦争への出征兵士 ほか)
第4章 幸福に老いる十の心得(生涯青春の心をもち続けるために;青春とは情熱を燃やし続けること ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yomineko@ヴィタリにゃん

74
再読。ロシア正教会で洗礼を受けマクシムという名を持つ浮世絵師。驚くのは96歳でいらっしゃるのに「もし大学に落ちたら来年があるからいい」と書いておられる事。もう次はないと思っていた当時の私に教えてあげたい!18歳ならめちゃくちゃ未来があった。近畿大学では学生達に大人気!だが陰口も多かった。有名になって詐欺を働くつもりだろうと。お年を召された奥様の介護をしながらの大学生活、絵師としての仕事。さぞ大変だったろうと思う。大学院に進みたいという志半ばにして亡くなられたのは非常に残念でならない。2023/01/17

yomineko@ヴィタリにゃん

58
歌川豊國、浮世絵師。認知症の奥様を介護しながらの大学生活。どれほど大変だった事でしょう。それをものともせず130歳まで生きて大学院の博士号を目指しておられましたがこの本が出版された矢先、志半ばにして大学2年生の時に他界されました。享年97歳、さぞ無念ておられる事でしょう。歌川さんの頑張りは全ての高齢者の方に、そして若い人達にも十分感動をもって通じます。本当に良い人生でした。2021/03/27

maimai

36
96歳で近畿大学法学部に入学した著者の自伝が綴られています。高齢で大学入学を目標にする著者には応援だけでなく批判も寄せられますが、それにも負けず勉強し続け合格を果たした著者は凄いと思いました。夢は大学院に進学し博士論文を書くこと。夢は叶わず大学在学中に亡くなってしまいましたが、挑戦し続けた著者に多くの人が勇気づけられました。著者曰く、青春は若さではなく心、挑戦する心、新しい物に対する好奇心を忘れなければ人は老いないとのことです。好奇心はいつまでも大切にしたいですね(* ̄∇ ̄)ノ2016/05/07

Willie the Wildcat

20
六代目、歌川豊國。氏の人生観、人間性を堪能。夢を持つ、自分を信じる。根底は「意志」と「意欲」。シンプルだが公私にわたる一貫性。これが氏の軸。印象深いのが、奥様の介護。愛情と優しさ。家族だからこそかもしれないが、介護のあり方を問いている気もする。次に”数学”。「0」と「マイナスxマイナス=プラス」で身体が拒絶反応!?氏の理論、わかりますね~。この姿勢が今の教育に欠けているのかもしれない。(笑)氏の人間性もあり、人生の先輩からの人生訓をとても楽しく読めました。2013/01/03

かず

19
著者は歴史の授業で学ぶ浮世絵師 歌川氏の末裔です。一時会社経営等で絵筆を握らない時期もあったそうですが、ある時、歌川派再興を期し、画壇に戻ってきます。本書はなぜ90歳過ぎてから高校、大学進学を志したのかを軸に、健康法、介護、記憶を元に戦前の出来事を語ります。正に「一生青春」を絵に描いたような人生に、「よし、私も‼️」と意欲に火を点けられました。何時の世も懸命に生きる人を揶揄する人はいるものですが、そういうものに惑わされず、意思を貫いた著者は立派です。2000年2月出版、11月に急性心不全で永眠。残念です。2021/05/16

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