出版社内容情報
消費不況のなかでも、女性に人気のある商品は確実に売れている。本書は女性の消費傾向を分析しながら、「男不況」の原因を解明する。 バブル崩壊以降の日本経済にあえて名称をつければ、「男不況」である。巨大な設備投資を擁する製造業や公共事業を請け負うゼネコン、法人を対象とする接待や外商といった、「男」たちが先導する経済は概して調子が悪い。大企業といえば、これまでだいたいがこの「男」の世界だった。しかし、金融機関や一流商社、大手ゼネコンなど、かっこいい男の代表的な産業ほど、今や斜陽になっている。▼では、「女の経済」はどうか??。女性の給料袋だけが急に分厚くなったとは思えないし、男であるご主人の収入が増えなければ、女である奥さんのサイフが豊かになるとも思えないのだが、こちらは「男の経済」ほど病んでいないように思える。世の中のヒット商品の多くは女性の支持を得た商品であり、高価なものでも良いものにはお金を出す。▼本書では、このような消費構造がなぜ生まれ、今後どのように変化するかを分析している。消費不況脱出のための知恵が満載! ●第1章 観劇も食事も母娘で??「外飯母子」 ●第2章 携帯片手に地元でバイト??「伝播少女」 ●第3章 テーマパークを闊歩する??「OPAL族」 ●第4章 元気いっぱい!??「移動性高血圧世代」 ●第5章 親と同居する独身??「わが家の独立系住民」 ●第6章 妻でもなく母でもなく一人の私??「妻職兼美」
内容説明
消費不況脱出のためには、「女の経済」を知ることが最も大切である、と考え、とくに女性が集まる街、トレンディスポットの特徴を世代ごとにまず観察し、「女ごころ」の分析から消費のキーワードを探り当てる。エリアマーケティングと世代マーケティングをクロスオーバーさせることで、消費の傾向を明らかにしようという試みである。
目次
第1章 観劇も食事も母娘で―「外飯母子」
第2章 携帯片手に地元でバイト―「伝播少女」
第3章 テーマパークを闊歩する―「OPAL族」
第4章 元気いっぱい!―「移動性高血圧世代」
第5章 親と同居する独身―「わが家の独立系住民」
第6章 妻でもなく母でもなく一人の私―「妻職兼美」