出版社内容情報
今なおヨーロッパ文化の源流となっている、古代ローマ文明。当時の文化や生活、古代都市の姿などを、イラストと写真でわかりやすく紹介。 今なおヨーロッパの中に脈々と受け継がれている、古代ローマ文明の精神。そして多くの人が学校で親しむ、古代ローマの歴史。本書は、世界史をひもとく人なら誰もが通る「古代ローマ」の軌跡を簡潔、かつダイナミックに解説する。▼古代ローマ人が示した政治・法律の鋭い才能をはじめ、強力な軍隊の編成、周囲の国々の支配と文化面の融合の経緯、ローマ勃興・地中海世界の制圧、ローマ帝国の形成から紀元二世紀まで続く隆盛、爛熟から帝国の黄昏、中世の始まりに至るまでを、わかりやすい文章で読者と一緒に辿る。▼歴史に親しんでいる人も、親しんでいなかった人も楽しめるユニークな作り。キャプション形式で文化・歴史などの情報を多く表示し、当時の生活ぶりを彷彿とさせる、ビジュアルに訴える斬新な構成となっている。▼姉妹書『古代エジプト文明』『ルネッサンスの三代芸術家』と同じく、フルカラーの美しい写真・イラストを満載。便利な索引付き。 ●ローマの勃興 ●地中海世界の征服 ●帝国の形成 ●ローマ帝国 ●帝国のたそがれ
内容説明
いざ「知の冒険」へ。美しいイラストと写真で甦る古代ローマの興亡。
目次
ローマの勃興
地中海世界の征服
帝国の形成
ローマ帝国
帝国のたそがれ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
イロハニ
14
ハンディな全126頁。建国神話～中世の神聖ローマの創設で完結。ネロ、カラカラ帝は登場するがローマ大火も大浴場も登場せず代わりに前者の時代の社会混乱の要因や後者の全土に及んだ市民権については簡略に記述あり。カエサルのルビコン川、ブルータスへの言及は無いがその偉業の経緯は簡略に記されている。この簡潔でなく簡略というのが本書の難点である。入門書には適さぬかも知れぬが古代ローマ通史の復習や大雑把な概念把握に適しているかも知れぬ。よくローマは一日にしてならずと言うが本書の一番の強みはそれを一日で通読出来る事である。2022/12/02
dahatake
1
図版が綺麗で当時のローマの様子を外観できる。 歴史の話は薄め。 さくっと読める。2022/07/09
mosao82
1
イラストと写真タップリの割りにイマイチ解りにくい。王政ローマを創り話とバッサリ言い切っちゃうのはこのての入門書では何気に珍しいかも...2011/08/03
