出版社内容情報
持ち前の気の小ささに加え、英語もろくに話せない僕。そんな僕の行く先で起こる珍妙な事件の数々。おもしろイラスト入り放浪体験記。 著者は（昨年、初めての本『小心者の海外一人旅』を発刊し、いきなり東京都内の文庫本ランキングでベスト10に入るという快挙を成し遂げた。もちろん、当時はまったくの無名の若者で、しかも無職だった。言葉もできないままヨーロッパを放浪するという素人っぽさがウケにウケ、多くの若者の共感を呼んだ。 あれから2年。34歳になった著者はというと、これがまったく進歩していない。相変わらず無名だし（肩書は一応フリーターになった）、英語もできないまま今度はアメリカ大陸へ旅立った。何と言う無謀な試みであろうか。例によって、気の小さい著者の行く先々で起こる珍事件の数々……。これが妙に面白い。ごく普通の人々の生活が、著者の手にかかるとモノクロがカラーになったかのように生き生きと躍動を始める。ヘタウマなイラストも相変わらずで、沢木耕太郎にはない感動がある。「ヘタな字、ヘタな絵、21世紀の才能オチユキオ」の本をぜひよろしく!! ●第1章 旅のはじまり??福岡?東京?タイペイ ●第2章 摩天楼とジャズの故郷に酔いしれる??アメリカ（ＮＹ?ニューオリンズ?サンアントニオ?ラレード） ●第3章 僕を癒してくれたラテンの夜??メキシコ（ヌエボラレード?メキシコシティ?タコス?グァナファト?メキシコシティ） ●第4章 もうこの国から離れられない！??メキシコ（メキシコシティ?ベラクルス?ビジャエルモッサ?メリダ?カンペチェ?メリダ?カンクン?ベラクルス?プラヤ・デル・カルメン?カンクン）
内容説明
年が明けた瞬間、僕はメキシコの街を全速力で逃げていた！３４歳、独身、チョー臆病な著者が勇気を出して綴った抱腹絶倒の旅行記。
目次
第１章 旅のはじまり―福岡～東京～タイペイ（優柔不断で心配症、だけど旅が好き；腰に衝撃が…！ ほか）
第２章 摩天楼とジャズの故郷に酔いしれる―アメリカ（ＮＹ～ニューオリンズ～サンアントニオ～ラレード）（知らないうちにキセルした；あれっ、英語がわからない！ ほか）
第３章 僕を癒してくれたラテンの夜―メキシコ（ヌエボラレード～メキシコシティ～タスコ～グァナファト～メキシコシティ）（国境を走る弱虫君；写真と同じ風景に感激 ほか）
第４章 もうこの国から離れられない！―メキシコ（メキシコシティ～ベラクルス～ビジャエルモッサ～メリダ～カンペチェ～メリダ～カンクン～ベラクルス～プラヤ・デル・カルメン～カンクン）（カリブの風に吹かれて；「バーカ」とは何だ？ ほか）
